生成 AI の時代における Looker をご利用のお客様のイノベーションを推進
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2024 年 3 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
データは競争上の優位性につながるものであり、あらゆる業種のお客様が、固有のニーズを満たしてくれる完全かつシンプルなビジネス インテリジェンス(BI)ソリューションを求めています。あらゆる企業、チーム、個人が、昨今の AI 主導の環境に対応するよう設計された直観的なツールを使用して、独自の方法で問題を解決するためにデータを活用したいと考えています。
Google のビジョンは、Looker を最も革新的かつ柔軟性の高い AI 主導の BI プラットフォームにすることです。これは、データベースやクラウド全体で最先端のセマンティック モデルを使用して、セルフサービス型の分析、統制のとれたレポート、埋め込み BI を実現し、統合されたシンプルで素晴らしいエクスペリエンスを提供するものです。
2023 年には、Google はこの目標に向けて大きく前進しました。Looker モデルを Looker Studio に統合し、Looker プラットフォームを再構築して Google Cloud コンソールに組み込み、業界のパートナーと協力してモデリング機能を拡張したほか、生成 AI のプレビュー サポート機能などの多数のイノベーションも達成しました。
この 4 月に迫っている Cloud Next 2024 に合わせて、さらに多くの更新を提供する予定です。目標達成に向けて 2024 年に予定している大きな計画の一つは、Looker Studio を Looker に組み込んで 1 つの統合プロダクトとして提供することです。
これにより、すべての Looker のお客様が、信頼できるデータに加え、Looker Studio の可視化と分析の機能の恩恵を受けられるようになり、新しいセルフサービス オプションも利用できるようになります。この統合プロダクトは、セルフサービス BI と管理されたモデル BI を一つにし、組織のすべての関係者が 1 つの高度なマネージド プラットフォームで、独自の方法でデータを活用できるようにします。
AI に特化した BI プラットフォームやその他の機能をリリース
長年、さまざまな業種の組織が、データドリブンなアプリケーションを設計し、組織のすべての部門に分析情報を提供するため、信頼できるデータを大規模に活用する方法として Looker を選択してきました。生成 AI と BI とのインテグレーションを踏まえ、Google はこのミッションを拡張し、データドリブン型ビジネスがより多くを達成できるよう今後もこの分野に継続的に投資していく予定です。
Looker の API ファーストのプラットフォームは、あらゆるワークフローやアプリケーションを、実質上どんなソースからのデータにでも接続し、セマンティック レイヤで用語を定義することにより、信頼性の高い出力が得られるようにします。2024 年には、Looker をさらに拡張し、Vertex AI とのインテグレーションも含め、Google Cloud および Workspace との接続を強化することで、ユーザーがカスタム データ アプリケーションを構築するために必要不可欠なツールを提供していきます。この計画と、最近の多数の機能リリースについて詳しくは、2024 年の Looker のビジョン、戦略、ロードマップ ウェブセミナーをご覧ください。最新のクラウドネイティブなプラットフォームでいかに分析情報を迅速に取得できるかについて説明しています。
プロダクトのロードマップ ウェブキャストでお見せしたように、Google はシンプルさと統合性に焦点を置いて Looker を引き続き進化させ、大規模言語モデル搭載の生成 AI のメリットを得られるようにすることを目指しています。データシステムが人間の言葉を話すようにし、ビジネス ユーザーやデータ アナリストが勤務場所にかかわらず、ビジネスデータと話したり、データを操作したりできるようにしていく予定です。
次のステップ: Next に参加してお確かめください。
Google のロードマップ プレゼンテーションにライブで参加できなかった場合は、オンデマンドで視聴して、プロダクト リーダーのチームから計画を直接お聞きください。4 月 9〜11 日にアメリカのネバダ州ラスベガスで開催される Google Cloud Next で、Looker と生成 AI プロダクトに関する最新のニュースと、お客様のイノベーションの事例をご紹介する予定です。ぜひお見逃しなく。
今すぐ登録して、今後の展望に関する情報を得て、クラウドへの新たな道をご体験ください。
-プロダクト マネジメント担当シニア ディレクター Kate Wright
-データ分析担当マネージング ディレクター、戦略およびアウトバウンド プロダクト マネージャー Yasmeen Ahmad