Looker が新しい SQL インターフェースと Tableau などのコネクタを介してセマンティック レイヤを開放
Eric Hutcheson
Outbound Product Manager
Victor Poiesz
Product Manager
※この投稿は米国時間 2024 年 8 月 15 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
AI の導入が加速している世界では特に、データはビジネスのイノベーションの原動力となります。しかし、多くのデータドリブンな組織は、整合性がなく信頼性の低い指標に苦労しています。データ定義の信頼できる唯一の情報源がなければ、指標がどのツールやチームから得られたかに応じて、ロジックが左右される可能性があります。データを信頼できないチームは、かつてのように直感に頼ることになります。これは、正しい答えがビジネスの成否を決める状況において危険な戦略となります。
この課題に対処するため、Google はセマンティック モデルを中核として Looker を設計しました。これにより、指標を一度定義すればどこでも使用できるようになり、ガバナンス、セキュリティ、データ全体の信頼性が向上します。このたび、Tableau 用のカスタムビルド コネクタの一般提供を含む、新しい BI コネクタをリリースする運びとなりました。これにより、BigQuery をベースとする LookML モデルのインテグレーション レイヤと、よく利用されている多くのプロダクト用のコネクタにより、SQL ベースツールのより広範なエコシステム内で Looker の指標レイヤをより簡単に使用できるようになります。
このインテグレーション レイヤは Open SQL インターフェースと呼ばれ、Looker をご利用のお客様にとって、管理された分析をデプロイする方法の選択肢が増えることになります。さらに、インターフェースに接続するための汎用 JDBC ドライバもリリースされます。ThoughtSpot、Mode、APOS Systems(SAP Analytics Cloud への接続に対応)などのパートナー様はすでに、この新しいフレームワークを使用して、自社製品を Looker のセマンティック レイヤと統合するためのコネクタを構築しています。
これらの各コネクタは、BigQuery に接続されたすべての LookML モデルをサポートする予定です。Looker と BigQuery を組み合わせることで、最新のデータ分析のための包括的なソリューションが実現するため、信頼できるインサイトを構築し、行動につながるインサイトを生み出す貴重なインテリジェンスを発見できます。このたびの発表により、これらの機能をさらに多くのユーザー環境でご利用いただけるようになります。
Tableau 用の Looker コネクタ
これらのリリースにより、広く利用されている可視化ツールへのコネクタのリストに以下が追加されました。
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APOS Systems(SAP Analytics Cloud への接続に対応)
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JDBC ドライバ(汎用接続用または独自のインテグレーションの構築用)
ビジネスで最大限の成果を上げるにはデータを最大限に活用することが必要であり、それはデータを収集して正確に理解することから始まります。Looker はコラボレーションにおける真実の基盤を築きます。Looker の使用を開始するには、cloud.google.com/looker で詳細をご覧ください。
-アウトバウンド プロダクト マネージャー Eric Hutcheson
-プロダクト マネージャー Victor Poiesz