カスタム ランタイムについて

Python、Java、Node.js、Go、Ruby、PHP、.NET を別の方法で実装する場合や、別の言語でコードを記述する場合は、カスタム ランタイムが適しています。カスタム ランタイムでは新しいランタイム環境を定義することで、言語インタープリタやアプリケーション サーバーなどのコンポーネントを追加できます。

カスタム ランタイムを作成するには、選択したベースイメージを使用して Dockerfile を作成し、次に希望のランタイム環境を構築する docker コマンドを追加します。Dockerfile で指定したコンポーネントに互換性があり、目的のパフォーマンスが得られるように構成されていることを、必ず確認してください。

カスタム ランタイムを使用する場合は、特定のフレキシブル環境のライフサイクルおよびヘルスチェック リクエストが処理されるように、アプリケーション コードを記述する必要があります。アプリケーションの開発を始める前に、カスタム ランタイムの構築方法をお読みください。

カスタム ランタイムを使用するアプリケーションでは、パブリック REST API、または App Engine Admin APIGoogle Client Libraries などのクライアント ライブラリを使用することで、さまざまな Google Cloud サービスをすべて利用できます。

次の表で、カスタム ランタイムと既存の App Engine ランタイムの違いを確認してください。

機能 フレキシブル ランタイム カスタム ランタイム
Dockerfile SDK から自動的に提供されるデフォルトのファイル デベロッパーが手動で作成したファイル
Dockerfile 変更の許可 可能 可能
言語 Python、Java、Node.js、Go、Ruby、PHP、.NET HTTP リクエストを処理可能なソフトウェア