GDC 上の VM ランタイムを使用する VM の電源状態を管理する

このドキュメントは、ベアメタル版 GKE を実行するアプリケーション オーナーを対象としています。このドキュメントでは、GDC 上の VM ランタイムを使用する仮想マシン(VM)の電源状態を管理する方法について説明します。

アプリケーションのライフサイクルをサポートするために、必要に応じて VM を停止、起動、再起動できます。たとえば、割り当てられた vCPU の数やメモリ容量を変更したい場合などです。VM の構成を編集した後は、変更を適用するには電源を入れ直す必要があります。

準備

このドキュメントの内容を実施するには、次のリソースへのアクセス権が必要です。

VM を停止する

VM を停止すると、CPU やメモリなどのコンピューティング リソースが基盤となるホストから解放されます。VM をシャットダウンします。

実行状態の VM を停止するには、次の手順を実施します。

  1. kubectl を使用して VM を停止します。

      kubectl virt stop VM_NAME
    

    VM_NAME は、停止する VM の名前に置き換えます。

  2. VM の STATUS を確認します。

      kubectl get gvm VM_NAME
    

    次の出力例では、Stopped 状態の VM を示します。

      NAME   STATUS    AGE   IP
      vm1    Stopped   1m    192.168.2.72
    

VM を起動する

停止状態の VM を起動するには、次の手順を実施します。

  1. kubectl を使用して VM を起動します。

      kubectl virt start VM_NAME
    

    VM_NAME は、起動する VM の名前に置き換えます。

  2. VM の STATUS を確認します。

      kubectl get gvm VM_NAME
    

    次の出力例では、Running 状態の VM を示します。

      NAME   STATUS    AGE   IP
      vm1    Running   1m    192.168.2.72
    

VM を再起動する

実行状態にある VM を再起動するには、次の手順を実施します。

  1. kubectl を使用して VM を再起動します。

      kubectl virt restart VM_NAME
    

    VM_NAME は、編集する VM の名前に置き換えます。

  2. VM の STATUS を確認します。

      kubectl get gvm VM_NAME
    

    次の出力例では、Stopping 状態の VM を示します。

      NAME   STATUS    AGE   IP
      vm1    Stopping  7s    192.168.2.72
    
  3. 1~2 分後に VM の STATUS を再度確認します。

      kubectl get gvm VM_NAME
    

    VM が正常に再起動したら、次の出力例は VM が再度 Running 状態にあることを示します。

      NAME   STATUS    AGE   IP
      vm1    Running   1m    192.168.2.73
    

    この例の VM は、エフェメラル Pod IP アドレスを使用しているため、VM を再起動するとそのアドレスが変わります。

次のステップ