VM 上の AlloyDB Omni のカラム型エンジンを調整する

ドキュメントのバージョンを選択してください。

このドキュメントでは、VM 上の AlloyDB Omni のカラム型エンジンをチューニングする方法について説明します。このドキュメントは、PostgreSQL に精通していることを前提としています。

メンテナンス タスクの CPU リソースを調整する

この例では、CPU コアの 50% を使用するようにカラム型エンジンを構成します。

google_job_scheduler.maintenance_cpu_percentage = 50

カラム型エンジンは、入力、更新、推奨などのバックグラウンド メンテナンス ジョブに CPU コアの最大 20% を使用します。メンテナンス タスクを実行できるように CPU リソースを調整するには、google_job_scheduler.maintenance_cpu_percentage フラグを 20~100 の値に設定します。デフォルト値は 20 です。バックグラウンド メンテナンス タスクの CPU 使用量は 1 vCPU です。

ワーカー プロセスの速度を上げる

この例では、4 つのワーカー プロセスを設定します。

google_job_scheduler.max_parallel_workers_per_job = 4

カラム型エンジンは、入力と更新のバックグラウンド ジョブに最大 2 つのワーカー プロセスを使用します。これらのオペレーションの速度を上げるには、次のフラグを設定して、バックグラウンド ジョブのワーカー プロセスの数を増やします。デフォルトの設定は 2 つのワーカー プロセスです。これらのプロセスは、google_job_scheduler.maintenance_cpu_percentage フラグで指定された制限付きの CPU リソースで実行されます。このフラグの設定でデータベースを再起動する必要はありません。

自動的なカラム化のスケジュールを変更する

この例では、自動的なカラム化のスケジュールを 6 時間に設定しています。

google_columnar_engine.auto_columnarization_schedule = 'EVERY 6 HOURS'

自動的なカラム化のスケジュールは、スキャン負荷の高いワークロードの予測に基づいて google_columnar_engine.auto_columnarization_schedule フラグで設定できます。このフラグには 1 時間以上を指定します。このフラグの値を変更しても、データベースの再起動は必要ありません。

カラム型エンジンを手動で入力する

この例では、カラム型エンジンに手動でのみデータを入力します。

google_columnar_engine.enable_auto_columnarization = OFF

カラム型エンジンに手動でのみデータを入力する場合は、google_columnar_engine.enable_auto_columnarization フラグを OFF に設定します。デフォルトでは、このフラグは ON に設定されています。このフラグの値を変更しても、データベースの再起動は必要ありません。詳しくは、コンテンツを手動で管理するをご覧ください。