Gemini 2.0 Flash 思考モード

Gemini 2.0 Flash 思考モードは、レスポンスの一部としてモデルが行う「思考プロセス」を生成するようにトレーニングされた試験運用版モデルです。その結果、Gemini 2.0 Flash の思考モードでは、ベースの Gemini 2.0 Flash モデルよりも強力な推論能力を備えた回答が可能になります。

思考モードを使用する

思考モードは、Vertex AI で試験運用版モデルとして利用できます。思考モードを使用するには、[モデル] プルダウン メニューで gemini-2.0-flash-thinking-exp-1219 モデルを選択します。

考え

モデルの思考プロセスは、モデルがレスポンスを生成するときに作成される content.parts リストの最初の要素として返されます。たとえば、次のコードはモデルの思考プロセスのみを出力します。

response = client.models.generate_content(
    model='gemini-2.0-flash-thinking-exp-1219', contents='Solve 3*x^3-5*x=1'
)

Markdown(response.candidates[0].content.parts[0].text)

考えるモードの使用方法の例については、Colab ノートブックをご覧ください。

制限事項

思考モードは試験運用版のモデルであり、次の制限があります。

  • 32,000 個のトークン入力の上限
  • テキストと画像の入力のみ
  • 8,000 トークンの出力上限
  • テキストのみの出力
  • 検索やコード実行などの組み込みツールは使用しない

次のステップ

Colab ノートブックで Thinking Mode を試すことができます。または、Vertex AI コンソールを開いて、モデルにプロンプトを出すこともできます。