予測をリクエストすると、Vertex AI がモデルの目的に基づいて結果を返します。分類モデルの予測では、独自に定義したラベルに従って分類された動画のショットとセグメントが返されます。各予測には信頼スコアが割り当てられます。
信頼スコアは、モデルによる各クラスまたはラベルとテスト項目の関連性の強さを表します。数値が大きいほど、その項目にラベルを適用するモデルの信頼度が高くなります。モデルの結果を受け入れるのに必要な信頼スコアの高さを決定します。
スコアしきい値スライダー
Google Cloud コンソールの Vertex AI では、スライダーを使用して、すべてのクラスまたはラベルの信頼しきい値を調整できます。また、個々のクラスまたはラベルの信頼しきい値を調整することもできます。スライダーは、[評価] タブのモデルの詳細ページで使用できます。信頼しきい値は、モデルがクラスまたはラベルをテスト項目に割り当てるために必要な信頼度です。しきい値を調整する際に、モデルの精度と再現率の変化を確認できます。しきい値を大きくすると一般に精度は向上しますが、再現率は低下します。
バッチ予測の出力例
次のサンプルは、動画の中の猫と犬を識別するモデルの予測結果です。結果には、セグメント、ショット、1 秒間隔の分類が含まれます。
{ "instance": { "content": "gs://bucket/video.mp4", "mimeType": "video/mp4", "timeSegmentStart": "1s", "timeSegmentEnd": "5s" } "prediction": [{ "id": "1", "displayName": "cat", "type": "segment-classification", "timeSegmentStart": "1s", "timeSegmentEnd": "5s", "confidence": 0.7 }, { "id": "1", "displayName": "cat", "type": "shot-classification", "timeSegmentStart": "1s", "timeSegmentEnd": "4s", "confidence": 0.9 }, { "id": "2", "displayName": "dog", "type": "shot-classification", "timeSegmentStart": "4s", "timeSegmentEnd": "5s", "confidence": 0.6 }, { "id": "1", "displayName": "cat", "type": "one-sec-interval-classification", "timeSegmentStart": "1s", "timeSegmentEnd": "1s", "confidence": 0.95 }, { "id": "1", "displayName": "cat", "type": "one-sec-interval-classification", "timeSegmentStart": "2s", "timeSegmentEnd": "2s", "confidence": 0.9 }, { "id": "1", "displayName": "cat", "type": "one-sec-interval-classification", "timeSegmentStart": "3s", "timeSegmentEnd": "3s", "confidence": 0.85 }, { "id": "2", "displayName": "dog", "type": "one-sec-interval-classification", "timeSegmentStart": "4s", "timeSegmentEnd": "4s", "confidence": 0.6 }] }