Cloud Storage では、さまざまな一般公開データセットを提供しています。これらのデータセットは、コミュニティからアクセスでき、アプリケーションに統合できます。Google は、これらのデータセットのホスティング費用を負担しています。このデータには、Google Cloud コンソールや Google Cloud CLI などのツールからアクセスできます。
Cloud Storage で使用可能な一般公開データセット
ERA5: 欧州中期気象予報センター(ECMWF)のデータセット。ECMWF は、数多くの気候変数の予測値を世界中に 1 時間ごとに提供しています。1940 年から 2023 年 5 月までのデータが利用可能です。
Sentinel-2: 欧州宇宙機構(ESA)から提供された衛星画像のデータセットです。地球の陸地表面の多重スペクトル画像が保存されています。解像度は 10 m~60 m/ピクセルで、2015 年から現在までのデータが保存されています。
NEXRAD: 米国海洋大気庁(NOAA)の国立気象局(NWS)、米国連邦航空局(FAA)、米国空軍(USAF)が運営する 160 台の高解像度ドップラー気象レーダーのネットワークから収集された気象レーダーのデータセットです。
Landsat Collection 1 データ: 米国地質調査所(USGS)と NASA から提供された衛星画像のデータセットです。
Cloud Storage の一般公開データセットの使用方法
Cloud Storage は、パワフル、シンプルでコスト効率に優れたオブジェクト ストレージ サービスです。公開データセットがホスティングされ、ユーザーは無料でアクセスできます。Google Cloud コンソール、Google Cloud CLI などのツールや、Cloud Storage API リンクで一般公開データにアクセスできます。
Google Cloud コンソールと gcloud CLI で一般公開データにアクセスするには、認証が必要です。認証に使用するユーザー アカウントは、一般公開データを含むプロジェクトに関連付けられている必要はなく、Cloud Storage サービスに登録する必要もありません。
これに対し、Cloud Storage API リンクで一般公開データにアクセスするには、認証は不応です。この方法は、一般公開されるデータの汎用リンクに適しています。たとえば、API リンクをウェブページで使用したり、cURL などのコマンドライン ツールでダウンロードできます。
一般公開データセットにアクセスする方法については、Google のドキュメントをご覧ください。
Cloud Storage の一般公開データセットのリストを表示する方法
Cloud Storage の一般公開データセットのリストを表示する方法について、ご不明な点がありましたら、gcp-public-data@google.com までお問い合わせください。