gcloud CLI では、各リリースのバージョニングされたアーカイブをダウンロードできるようになっています。
バージョニングされたアーカイブごとに、gcloud CLI の自己完結型インストールが含まれています。これを、google-cloud-sdk
というディレクトリからファイル システム上の任意の場所にコピーできます。
バージョニングされたアーカイブからのインストールの最適な用途
バージョニングされたアーカイブは、特定のバージョンの gcloud CLI を非対話型の方法でインストールできるようにすることを目的としています。次のような場合に便利です。
特定のバージョンの gcloud CLI が必要です。次に例を示します。
- gcloud CLI または別の gcloud CLI コンポーネントを使用してスクリプトを作成する際に、gcloud CLI の更新の結果としてスクリプトが壊れないようにする必要がある場合。
- gcloud CLI を CI(継続的インテグレーション)プロセスや本番環境システムの一部として使用しており、システムのパーツ間の互換性を確保するために依存関係を制御したい場合。
- 同期する必要がある多数のマシンに gcloud CLI を自動的にデプロイする場合。
- プロキシまたはファイアウォールの背後にあり、インターネットにアクセスするために追加の構成が必要な場合。
対話型のインストールを実行したくない場合。
インストール手順
バージョニングされたアーカイブから gcloud CLI の最新リリースをインストールする手順は次のとおりです。
実行されている OS のバージョン(64 ビットまたは 32 ビット)を確認します。
- Linux / macOS の場合: コマンドラインから
getconf LONG_BIT
を実行 - Windows の場合: [コントロール パネル] > [システム] > [システムの種類]
また、macOS の場合でマシン ハードウェア名(x86_64、arm64、x86)をチェックするには、
uname -m
を実行します。- Linux / macOS の場合: コマンドラインから
ご使用のバージョンと互換性がある適切なアーカイブをダウンロードします。
プラットフォーム パッケージ サイズ SHA256 チェックサム Linux 64 ビット (x86_64)
google-cloud-cli-linux-x86_64.tar.gz 132.6 MB 382bff10fca6f72570d138a9903c3e49ad3a1eb488d5494356051136e3906a71 Linux 64 ビット (ARM)
google-cloud-cli-linux-arm.tar.gz 54.8 MB aaf4b13465072c0de96d3db89fb4db333fe569fc50fe06f4dc8d3e439bdc8fa2 Linux 32 ビット (x86)
google-cloud-cli-linux-x86.tar.gz 54.8 MB b5d94b81d061563c9b2bc1e8c7e804d812bfbe6ef924bedb6c957aa0a20b1cf7 macOS 64 ビット (x86_64)
google-cloud-cli-darwin-x86_64.tar.gz 54.9 MB 0cb4839e038e7444ef9cc54ad70cc344e9a683b3c8f3c041807ed3abf985df45 macOS 64 ビット (arm64)
google-cloud-cli-darwin-arm.tar.gz 54.8 MB 9fa9390d92fabb4a1455ccf0c33ad6fbd933451ffd4b47c813402e3943f4e292 macOS 32 ビット (x86)
google-cloud-cli-darwin-x86.tar.gz 53.4 MB 97aa3fb31992a9a74f92960c7bcff72d9228178f32fe543987d30cdd60af24f0 Windows 64 ビット (x86_64)
google-cloud-cli-windows-x86_64.zip 74.9 MB 4e49356378d3cdc89101d4841769b90f45e12977bb39b8a6b692a8e15147b8c1 Windows 64 ビット (x86_64)、Python バンドル
google-cloud-sdk-506.0.0-windows-x86_64-bundled-python.zip 100.0 MB 1d7c74410e49cc5e0747dd23b51dacda5d1c928c6208e104ed08b2f62f6b64cd Windows 32 ビット (x86)
google-cloud-cli-windows-x86.zip 74.8 MB 1242649f834fa4fac5edf31514ca10d4d697e495679dcf33d761a4955ad86902 Windows 32 ビット (x86)、Python バンドル
google-cloud-sdk-506.0.0-windows-x86-bundled-python.zip 97.6 MB 3d45962c44b9858850207ac8e5cebc5a2e67d7c0aed899c32e6ea3e302ec586b ファイル システム上の任意の場所にファイルの内容を抽出します。 ホームフォルダを使用することをおすすめします。
gcloud CLI ツールをパスに追加するには、抽出したフォルダのルートからインストール スクリプトを実行します。また、このスクリプトを実行すると、
bash
シェルでコマンド補完を有効にするための指示が生成され(Linux と macOS のみ)、使用状況レポートが有効になります。Linux または Mac OS の場合:
./google-cloud-sdk/install.sh
スクリーン リーダー モードを有効にしてインストール スクリプトを実行するには:
./google-cloud-sdk/install.sh --screen-reader=true
Windows の場合:
.\google-cloud-sdk\install.bat
このスクリプトに渡せるフラグの一覧を確認するには、
install.sh --help
またはinstall.bat --help
を実行します。フラグの中には、非対話形式でインストールを実行できるものもあります。gcloud CLI を初期化するには、
gcloud init
を実行します。Linux または macOS の場合:
./google-cloud-sdk/bin/gcloud init
Windows の場合:
.\google-cloud-sdk\bin\gcloud init
以前のバージョン
以前のバージョンの gcloud CLI は、Cloud Storage のダウンロード アーカイブにあります。https://storage.googleapis.com/cloud-sdk-release/<archive_name>
から直接アクセスできます。
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