Memorystore for Redis Cluster の概要

Memorystore for Redis Cluster は、Google Cloud に対応したフルマネージドの Redis サービスです。スケーラビリティと可用性が高くセキュアなこの Redis サービスを利用すると、Google Cloud 上のアプリケーションで優れたパフォーマンスを実現できます。複雑な Redis デプロイを管理する必要もありません。

主なコンセプトと用語

階層型リソース構造

Memorystore for Redis Cluster では、Redis のデプロイで使用されるさまざまなリソースを集め、管理を簡素化する階層構造にします。 次の図は、この構造を表したものです。

Memorystore クラスタがプライマリ ノードとレプリカノードで構成されていることを示す図

Memorystore for Redis Cluster インスタンスは、キースペースのサブセットを含むシャードのセットで構成されます。Memorystore クラスタ内の各シャードは、1 つのプライマリ ノードと、必要に応じて最大 2 つのレプリカノードで構成されます。レプリカノードが追加されると、Memorystore はシャードのノードをゾーン間で自動的に分散し、可用性とスループットを向上させます。

インスタンス

Memorystore for Redis Cluster インスタンスは、データのコンテナです。インスタンスクラスタというタームは、デプロイの単一の Memorystore for Redis クラスタ ユニットを参照するときに使用できます。Memorystore インスタンスをプロビジョニングする場合は、アプリケーション全体のキースペースに対応するのに十分なシャードをプロビジョニングする必要があります。

Memorystore クラスタ仕様の詳細については、クラスタとノードの仕様をご覧ください。

シャード

クラスタは、同じサイズの複数のシャードで構成されています。Memorystore シャード仕様の詳細については、クラスタとノードの仕様をご覧ください。

プライマリ ノードとレプリカノード

シャードごとに 1 つのプライマリ ノードがあります。各シャードには 0、1、2 個のレプリカノードを指定できます。レプリカは高可用性と追加の読み取りスループットを提供し、ゾーン全体に均等に分散されます。

詳細については、高可用性とレプリカをご覧ください。

Redis のバージョン

Memorystore for Redis Cluster はオープンソースの Redis バージョン 7.x に基づいており、Redis コマンド ライブラリ全体のサブセットをサポートしています。

クラスタ エンドポイント

各インスタンスには、クライアントが接続する検出エンドポイントがあります。クライアントは、クラスタノードの検出にも検出エンドポイントを使用します。詳細については、クラスタ エンドポイントをご覧ください。

ネットワーキングの前提事項

Memorystore for Redis Cluster インスタンスを作成する前に、プロジェクトにネットワーキングを設定する必要があります。

課金

利用可能なリージョンの料金については、料金ページをご覧ください。