このページでは、datalab create
コマンドについて説明します。
使用方法
datalab create [-h] [--image-name IMAGE_NAME] [--disk-name DISK_NAME]
[--disk-size-gb DISK_SIZE_GB] [--machine-type MACHINE_TYPE]
[--no-connect] [--no-backups] [--no-create-repository]
[--log-level {trace,debug,info,warn,error,fatal}]
[--for-user FOR_USER] [--service-account SERVICE_ACCOUNT]
[--port PORT] [--max-reconnects MAX_RECONNECTS]
[--ssh-log-level {quiet,fatal,error,info,verbose,debug,debug1,debug2,debug3}]
[--no-launch-browser] [--project PROJECT] [--quiet]
[--verbosity {debug,info,warning,error,critical,none}]
[--zone ZONE]
NAME
datalab create
は、Google Compute Engine VM で実行する新しい Datalab インスタンスを作成します。
このコマンドは、必要に応じて datalab-network
ネットワークも作成します。
デフォルトでは、このコマンドは新しく作成されたインスタンスへの永続的な接続を構築します。この動作を無効にするには、--no-connect
フラグを渡します。
オプション
-h / --help
ヘルプ メッセージを表示して終了します。
--image-name IMAGE_NAME
実行する Datalab イメージの名前。
指定しないと、デフォルトで最近公開されたイメージになります。
--disk-name DISK_NAME
ノートブックの格納に使用される永続ディスクの名前。
指定しないと、デフォルトでインスタンス名に基づく名前が付けられます。
--disk-size-gb DISK_SIZE_GB
永続ディスクのサイズ(GB 単位)。
--machine-type MACHINE_TYPE
インスタンスのマシンタイプ。
使用可能なマシンタイプの一覧を取得するには、gcloud compute machine-types list を実行します。
指定しないと、デフォルトのタイプは n1-standard-1 になります。
--no-connect
新しく作成されたインスタンスに接続しません。
--no-backups
ディスクの内容を GCS に自動的にバックアップしません。
--no-createj-repository
datalab-notebooks レポジトリが見つからない場合は、それを作成しません。
--log-level {trace,debug,info,warn,error,fatal}
Datalabインスタンスのログレベル。
これは、Datalab インスタンスのログエントリが StackDriver ロギングに書き込まれない下限のしきい値です。
デフォルトのログレベルは「warn」です。
--for-user FOR_USER
指定されたユーザーに代わって Datalab インスタンスを作成します。
--service-account SERVICE_ACCOUNT
サービス アカウントとは、インスタンスに付加された ID です。そのアクセス トークンにはインスタンス メタデータ サーバーからアクセスでき、Datalab からの API コールを認証するのに使用されます。アカウントは電子メールアドレスでも、サービス アカウントに対応するエイリアスでもかまいません。「デフォルト」エイリアスを使用して、Compute Engine のデフォルト サービス アカウントを明示的に指定できます。
指定しないと、インスタンスはプロジェクトのデフォルト サービス アカウントを取得します。
--port PORT
Datalab がアクセス可能なローカルポート。
--max-reconnects MAX_RECONNECTS
再接続の最大回数。
負の値は無制限を意味します。
--ssh-log-level {quiet,fatal,error,info,verbose,debug,debug1,debug2,debug3}
SSH コマンドのログレベル。
これは SSH 接続の問題をデバッグするのに便利です。
デフォルトのログレベルは「error」です。
--no-launch-browser
Datalab に接続されたブラウザを開きません。
--project PROJECT
この呼び出しに使用する Google Cloud Platform プロジェクト名。
省略すると、現在のプロジェクトが想定されます。
--quiet
インタラクティブなプロンプトを表示しません。
--verbosity {debug,info,warning,error,critical,none}
このコマンドのデフォルトの出力詳細をオーバーライドします。
--zone ZONE
インスタンスを含むゾーン。指定しないと、ゾーンを選択するように求められる場合があります。
このフラグの省略時にプロンプトを表示しないようにするには、compute/zone プロパティを設定します。
$ gcloud config set compute/zone ZONE
次のコマンドを実行すると、ゾーンの一覧を取得できます。
$ gcloud compute zones list
プロパティを設定解除するには、次のコマンドを実行します。
$ gcloud config unset compute/zone
また、ゾーンを環境変数 CLOUDSDK_COMPUTE_ZONE に格納することもできます。