進化を続ける世界に対応するモダナイズされた人材開発ソリューション
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 2 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
州の機関および地方自治体はパンデミックによって働き方の改革に直面しました。以前は存在しなかったリモートワークやハイブリッドな勤務形態の導入、国全体での人材サービスのデジタル化のほか、テクノロジーへの依存が高まっています。このような変化は米国内での働き方に大きな影響を与え続けています。
自治体は変革をもたらすテクノロジーへの投資を加速し、優秀な技術人材の獲得と定着がこれまで以上に重要になっています。実際、テクノロジーの導入が増えることにより、全職員の約 50% が 2025 年までに再教育または新たなスキル獲得が必要になる見込みです。世界中の雇用主の 69% が、人材不足と雇用の難しさを報告しています。その主な原因はスキルギャップによるもので、15 年ぶりの高水準に達しています。
人材不足への対応として、米国では人材開発への投資を拡大しています。特にテクノロジーとデジタルスキルには力を入れています。最近発表された Experiential Learning for Emerging and Novel Technologies(新興技術の体験学習、ExLENT)、Regional Innovation Engines(地域イノベーション エンジン)、Raise the Bar: Unlocking Career Success(技術水準の向上: キャリアの成功への道)といったプログラムがその例です。これらによって、国全体で教育と人材プログラムの強化を図っています。
Google Public Sector は、モダナイズされた人材開発ソリューション スイートをリリースいたします。これにより、州や自治体の労働局、高等教育機関をサポートして、人材不足に取り組み、個人が需要の高いスキルを習得できるよう支援します。Google Public Sector のソリューション スイートには次のものが含まれます。
効率的なオペレーション ツール: 自動化された採用書類の処理(Document AI)、ワークフローの自動化支援(Contact Center AI)、スケーリング可能な翻訳ツール(Translation AI)などにより、人材開発や教育関係のパートナーの業務を効率化し、時間と労力の節約を支援します。
オレゴン州は Contact Center AI を使用して失業給付申請の対応時間を改善しました。
パーソナライズされた柔軟な学習と雇用のプラットフォーム: 学生の学習プロファイル、評価と能力の管理、パーソナライズされた個別指導、求人検索とのマッチングなどの機能により、パーソナライズされた学習と雇用者のサポートを幅広く提供します。
カリフォルニア州ヨロ郡では、これらのツールを使用して、求職者がリアルタイムの仮想雇用サービスを利用するのを支援しています。また、サザン ニューハンプシャー大学は AI を活用した学習プラットフォームを使用して、学生向けにカスタマイズ可能なインタラクティブ チューター ソリューションを提供しています。
システム全体のデータ分析: さまざまなソースからデータを集計し、パートナーが学習者の傾向とニーズを理解するのを支援し、コンプライアンスに関するレポートを迅速に作成します。
アリゾナ州立大学は 3 つの分析ツールを使用して、複数のソースのデータを集計して学習者の行動につながるインサイトを獲得しています。
これらのソリューションを Google の業界トップクラスのトレーニングと組み合わせることで、学生や地域住民に対して需要の多い技術分野におけるスキルアップや新たなスキルの獲得を支援できます。Google のコンテンツは無料で、クラウド コンピューティング、データ分析、デジタル マーケティングと e コマース、IT サポート、プロジェクト管理、UX デザインに対応しています。
オハイオ州は Google トレーニングを提供して、住民が需要の高いスキルを無料で習得できるよう支援しています。イースト テネシー州立大学は Google Cloud のトレーニングで学生が BlueCross BlueShield of Tennessee での仕事に向けて準備できるようにしています。
Google のモダナイズされた人材開発ソリューションについて詳しくは、専任チームにお問い合わせください。