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Public Sector

Google Assured Workloads により、米国国防総省向けの IL5 サービスが追加で利用可能に

2023年8月17日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 8 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

お客様である米国国防総省(DoD)は、Assured Workloads を通じて Google Cloud 上に DoD SRG 影響レベル 5(IL5)のワークロードをデプロイできるようになりました。これにより、世界最大級の一般利用可能な ML ハブを含め、Google のすべての米国リージョンで圧倒的な柔軟性を享受いただけるようになりました。Google は、あらゆるクラウド サービス プロバイダの中で、IL5 のワークロード向けの最も広範なデータセンター フットプリントを提供しています。

2022 年、Google Cloud は DoD IL5 ワークロードへの対応と、IL5 認証を取得した Google Cloud サービスの迅速な拡大に向けた取り組みについて発表し、それ以来、IL5 に対応した 10 のサービスを構築しました。今後もサービスを拡大していく予定です。新しいサービスが利用可能になり次第、最新情報を提供いたします。

Google の IL5 認証に追加された認定サービスは以下のとおりです。

  • 管理コンソール

  • BigQuery

  • Cloud Key Management Service(KMS)

  • Cloud Hardware Security Module(HSM)

  • Cloud Identity

  • Google Cloud Storage(GCS)

  • Google Compute Engine(GCE)

  • Identity and Access Management(IAM)

  • Persistent Disk

  • Virtual Private Cloud(VPC)

これらの新しいサービスは、米国の公的機関がデジタル トランスフォーメーションを加速できるようにするための Google の継続的な取り組みの一環として追加されました。たとえば、米国陸軍は Google Cloud BigQuery を活用して、サイロ化されたデータを 1 か所に統合してデータ分析を行い、ミッション データから分析情報を得ています。あらゆるデータ型に対応している、フルマネージドで完全にサーバーレスなエンタープライズ データ ウェアハウスである BigQuery には、ML とビジネス インテリジェンスが組み込まれており、Google のクラウド インフラストラクチャの処理能力を使用してペタバイト規模の超高速クエリを実行できます。

Google が新たに認定を受けた DoD SRG サービスにより、お客様である DoD は、以前のセキュリティ モデルから、現代の労働者のニーズを満たす、より柔軟でスケーラブルなインフラストラクチャへの移行を開始できています。

陸軍のセキュアなクラウド コンピューティング インフラストラクチャの強化

名誉なことに、米国陸軍のクラウド アカウント管理最適化(CAMO)契約のもと、アクセンチュア連邦サービスで Google Cloud が利用可能になりました。この契約により、陸軍は最先端テクノロジー、グローバル プライベート ネットワーク、広範なデータセンター リソース、世界クラスの AI ツールを利用できるようになります。

Google Cloud の広範なリソースには、グローバル プライベート ネットワーク、ハイブリッド ソリューション、マルチクラウド ソリューション、エンタープライズ データ ウェアハウスが含まれます。Google は、あらゆるクラウド サービス プロバイダの中で、IL5 ワークロード向けの最も広範なデータセンターのフットプリントを提供しており、9 つのリージョン と 29 のデータセンターが IL5 に対応しています。その中には、Cloud TPU v4 と 90% カーボンフリー エネルギーを活用した世界最大級の一般利用可能な ML ハブが含まれています。この堅牢なインフラストラクチャは、比類のないスピード、信頼性、スケーラビリティを備えており、変化する需要に陸軍が迅速に対応することが可能になっています。これにより、データ主権と厳格な規制にも対応できるようになるため、機密情報の保護が強化されます。

商用クラウド規模でのセキュリティとコンプライアンス

クラウドのセキュリティ、スケール、イノベーションに対する Google のアプローチは、従来の政府向けクラウドとは根本的に異なり、よりスケーラブルです。Google は商用クラウド インフラストラクチャを使用し、軍用レベルの認定を満たすためのセキュリティ管理策を適用しています。このアプローチは、より効率的、効果的、かつ安全であるように設計されています。商用クラウドでリリースされた最新の機能を使用できるため、イノベーションを損なうことがなく、コンプライアンス要件にも対応できます。

Google は防衛技術の進歩をサポートするために継続的な取り組みを行っています。詳細については、Department Of Defense | Google Cloud をご覧ください。


- Google Cloud、セキュリティおよびプライバシー担当プロダクト マネージャー Jordan Sembower
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