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Cloud OnAir 番組レポート : Google イベント SaaS Day 振り返りと登壇者へ直撃インタビュー

2020年3月22日

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Google Cloud Japan Team

Cloud OnAir は、Google Cloud の製品をわかりやすく解説し、最新の情報などをいち早く皆様にお伝えする Online 番組です。

3 月 12 日の放送は「Google イベント SaaS Day 振り返りと登壇者へ直撃インタビュー」と題してお送りしました。

2 月 27 日にライブ配信した「Google SaaS Day、 Google のサービスを使用しどのようにビジネスを加速させているのか」に出演いただいた企業の中から 4 社の方にインタビューを行いました。その様子をご紹介します。

Google Saas Day とは

日本においても SaaS やサブスクリプション型のビジネスが拡大し、競争も厳しさを増しています。

Google SaaS Day ではマーケティングもしくはサービス開発の観点から、さまざまな企業にご出演いただき、どのようなビジネス課題があったのか、その課題に対して Google Cloud のサービスをどのように活用し解決したのか、サービスを利用する上でのノウハウなどを語っていただきました。さらに、Google のエンジニアからは、Google Cloud の活用のポイントを整理して紹介しました。

登壇者インタビュー

株式会社 True Data　竹村博徳氏、池田陽一氏

イーグルアイというメーカー向けサービスをオンプレミスからクラウドに全面リニューアルした開発背景と BigQuery の活用をお話いただきました。

株式会社 True Data では大量のデータを持っていましたがパフォーマンスに起因することでお客様に有効にサービスを提供できないことがビジネス上の課題でした。オンプレミスでこの課題を解決するには莫大な投資が必要となり現実的ではないという発想から、BigQuery を用いることで解決できるのではないかという考えのもと、Google Cloud への移行を決断しました。

株式会社トレタ　鄧皓亢氏

リアルタイムでデータが見れる飲食店向けの分析基盤を GCP を用いて開発したこと、開発の中でのこだわりについていくつかご紹介いただきました。

株式会社トレタでは、もともとクラウド環境でサービスを構築していましたが、BigQuery を用いることでもっとも大事なユーザービリティを確保できたことが大きなメリットでした。ここでのユーザービリティとはレスポンスタイムやデータ量を気にせずクエリーを実行できることです。もちろん、コストやメンテナンスの容易なども移行の理由でした。

株式会社プレイド　牧野祐己氏

GCP を用いたサービスの提供でもっとも大切な要素であるスケーラビリティの実現をお話いただきました。

株式会社プレイドが提供する KARTE ではデータを用いて人の価値を最大化するという目標を掲げています。この目標を実現するにはあらゆる状況でプロダクトが使われ、大量のデータが処理される環境が必要となります。そのため、大量なリクエストに対してスケーラブルかつ低レイテンシでサービスを提供できる BigTable や BigQuery の活用がプロダクトのコアの部分で必要となりました。そしてコアの周辺のサービスもコアと同じ仕組みで実現したほうが良いという考えから、徐々に GCP に移行していく流れとなりました。

株式会社フリークアウト　西口次郎氏

より良い広告のプラットフォームを提供するために、 GCP のどのサービスを用いているかを技術的に深堀りしてご紹介いただきました。

株式会社フリークアウトではオンプレミスで環境を構築していましたが、スケールするためにハードウェアの調達やデータセンターとの打ち合わせなど開発以外の業務が発生してしまうため、クラウドでスケーラビリティを確保したいという理由です。オンプレミスにもメリットはあるのですが、新しく始めるプロダクトでは小さくはじめ、必要に応じてスケールできることがクラウドのメリットです。

以上の直撃インタビューに加えて、GCP を最大限活用する上でのポイントをヒアリングした内容をまとめて紹介します。

番組の最後では、マーケティングデータの活用に関連する Google Cloud のサービスの中から、Cloud AutoML、Auto Tables、BigQuery、Data Fusion、データポータルについて触れていきます。

これから GCP を活用して SaaS やサブスクリプション型のビジネスの提供を考えられている方はぜひ番組をご覧ください。