Cloud OnAir 番組レポート : Google Cloud へのマイグレーション ツールの紹介
Google Cloud Japan Team
Cloud OnAir は、Google Cloud の製品をわかりやすく解説し、最新の情報などをいち早く皆様にお伝えする Online 番組です。
11 月 26 日の放送はツールを利用した Google Cloud へのマイグレーションについて、デモを交えながらご紹介します。 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 スペシャリストカスタマーエンジニアリング インフラストラクチャ モダナイゼーション スペシャリストの安原 稔貴 と、グーグル合同会社 ビジネス インサイト & アナリティクス チーム データアーキテクトの常 昱 がお伝えしました。
Google Cloud へのマイグレーションとツールについて
クラウドマイグレーションを実現するには、評価・計画・移行・最適化の 4 つのステップに分けて考えます。今回の番組では、評価フェーズで用いるアセスメントツールと、移行フェーズで用いるマイグレーションツールを紹介します。
移行フェーズでは、オンプレミスにある既存のアプリケーションを大きく形を変えずにパブリッククラウドに移行する Lift & Shift をはじめの一歩とし、次に運用を最適化するためにモダナイズを目指す 2 段階で考えることが多くあります。番組後半では、オンプレミスの既存アプリケーションを Compute Engine にマイグレーションする様子をデモで紹介します。
アセスメント ツールのご紹介
評価フェーズで行うアセスメントの目的は次の 3 つです。
現環境の把握
Right Sizing の実施
ROI の試算
クラウド環境は構築後にリソースの追加ができることが大きな利点です。そのため既存環境をそのままクラウドに移行するとオーバーサイズになるケースが多くあります。リソース使用率に応じて必要なサイジング変更、つまり Right Sizing を行うことが ROI を満たすポイントです。
Google Cloud で利用可能なアセスメントツールは主に CloudPhysics と Strato Zone の2つです。番組では特に CloudPhysics について、アウトプットサンプルを用いてオンプレミス環境と Google Cloud 環境でどれだけ費用が変わるか試算する様子を紹介しています。
マイグレーション ツールのご紹介
Google Cloud で利用可能な主なマイグレーションツールは Migrate for Compute Engine です。 Migrate for Compute Engine は vSphere 環境、Azure、AWS の IaaS 環境を Google Cloud の Compute Engine へ 移行する為の無料のツールで、主に以下の特徴があります。
ストレージ ストリーミング技術により ストレージ マイグレーションの完了前に VM を稼働させる事が可能
移行直後の切り戻しに備え、 移行元へ更新内容の書き戻しが可能
インスタンスのリソース使用状況の検出と サイジング推奨によるコストの最適化
Wave による移行のグルーピングと自動化
番組では、実際に Migrate for Compute Engine のデモを行い解説を行っています。ぜひご覧ください。
番組で説明した資料はこちらで公開しています。
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