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Google Cloud での SAP

SAP 費用見積もりツールのご紹介: Google Cloud 上の SAP 環境の費用を確認する

2023年7月31日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 7 月 25 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

こんな疑問を感じたことはないでしょうか。SAP を Google Cloud 上で実行するにはどのくらいの費用がかかるのか。さまざまな構成や機能の選択が、費用にどのように影響を与えるのか。自分で費用を見積もろうとしたことがある方なら、目指す環境に関する数多くの詳細情報を計算に入れなければ、大まかな最初の費用見積もりを作るのにも苦労することをご存じかと思います。

Google は、Google Cloud が SAP アプリケーション向けの費用対効果の高いクラウドであることご理解いただくための、使いやすい機能の提供に取り組んでいます。その一環として、このたび、Google Cloud の移行センターにあるクラウド費用の見積もりツール モジュールに組み込みの SAP 費用見積もりツールをリリースいたしました。以下で詳しくご説明します。

SAP 費用見積もりツールの仕組み

SAP 費用見積もりツールは、SAP アプリケーションの典型的な Infrastructure as a Service(Iaas)部品構成表に基づいて、事前定義されたサイズ(X-small、Small、Medium、Large、X-Large)の SAP デプロイの費用を決定します。以下の SAP アプリケーションについて、高可用性と障害復旧(HA/DR)のオプションを指定して事前定義されたサイズを選択していただけます。

  • S/4HANA

  • BW/4HANA

  • BusinessObjects Business Intelligence

  • Fiori

  • BusinessObjects Data Services(BODS)

  • Process Orchestration(PO)

  • SAP NetWeaver ABAP

事前定義されたサイズには、デフォルトのストレージ構成も含まれています。追加のストレージが必要な場合は、要件に応じて BlockCloud Storage の両方を簡単に含めることができます。リージョンごとの費用も、プライマリ リージョンと DR リージョンを計画した後に、別々の確約利用割引(CUD)で価格を比較できます。

以下の図は、開発、品質保証、本番稼働のシステム別など、SAP ワークロード環境の IaaS 費用内訳を確認する方法を示しています。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/original_images/SAP_Blog_1.gif

SAP 費用見積もりツールは、初期費用を提示することで、Google Cloud で SAP インフラストラクチャを実行する費用に関する有益な分析情報を提供します。これは、さらに的確な移行計画と予算見積もりを作成するための、IT 環境に関するより詳細な無料の調査と評価を実施する前準備となります。移行センターからお申し込みいただけるこの評価を受けることで、環境内の各システム(vCPU、メモリ、ストレージなど)に関する詳細情報と、移行設定に基づく総所有コストをご確認いただけます。  

また、Google Cloud 上で SAP アプリケーションを実行するのにどのくらいの費用がかかるか、詳細な情報を SAP ユーザーの皆様に提示することもできます。あるお客様は次のように述べています。「SAP 費用見積もりツールを使えば、SAP アプリケーションを Google Cloud インフラストラクチャ上で実行するための費用を最初に把握できるため、SAP 利用者の Google Cloud への移行が加速するでしょう。この機能があって助かりました。」

SAP 費用見積もりツールについて詳しくは、実際に移行センターで試してみるか、Google による Google Cloud 上の SAP をサポートする方法をご覧ください。


- Google Cloud、プロダクト マネージャー Jatin Kumar
- SAP、ソリューション マネージャー Rohit Kamath 氏

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