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Google Cloud

2020 年の Google Cloud 振り返り

2020年12月22日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 12 月 17 日に、Keyword に投稿されたものの抄訳です。

2020 年は、世界の職場、家庭、学校で予期せぬ課題に適応することを余儀なくされた重大な変化の年として記憶に残るでしょう。こうした課題に対応するために Google が構築した機能、プロダクト、サービスについて振り返ってみましょう。

ビデオ会議が重要なライフラインに

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大を受け、企業や学校ではリモートワークやリモート学習が広がりました。こうした状況を踏まえ、高度な Google Meet ビデオ会議機能を世界中のすべての G SuiteG Suite for Education のユーザーに無料でご提供することになりました。これには最大 250 人が参加する大規模な会議、ドメイン内で最大 100,000 人が視聴するライブ ストリーミング、会議を記録してドライブに保存する機能も含まれます。

ご要望の多かった他の機能に、49 人までの参加者を同時に表示できるタイル表示レイアウトがありました。他にも、会議で Chrome タブを固定表示して高品質の動画と音声コンテンツを提供するオプション、暗い照明条件に合わせて最適化する新しいモード、環境騒音を制限するノイズ キャンセルなどがあります。

2020 年を通して、Google Meet のパフォーマンスと有用性を高めるために尽力してきました。その一例が、Google Nest Hub Max で Meet に参加できるようにしたことです。

Google Cloud にとって、プライバシーとセキュリティはいつでも最重要事項です。ユーザーを保護するための主要な Google Meet 機能もいくつかご紹介しました。こうした機能には、ウェブ会議とダイヤルイン向けのハイジャック防止が含まれます。加えて、会議の作成者とカレンダーの所有者向けのモデレート機能の強化、アカウント向けの複数の 2 段階認証オプション、追加のセキュリティ対策として任意で利用可能な高度な保護機能プログラムも含まれます。

Google Meet のインフラストラクチャは、すべての会議に安全性、コンプライアンス、信頼性に優れた手段を常に提供します。これらには、セキュリティに対する Google Cloud の多層防御 アプローチ以外に、インシデント管理コンプライアンス証明書が含まれます。

作業、探求、学習のための新しい方法

10 月には皆様がご存じで、よく利用されている生産性向上アプリ(Gmail、Google カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet など)を 1 か所にまとめた Google Workspaceリリースを発表しました。Google Workspace には、緊密に統合されたユーザー エクスペリエンス、新しいブランド アイデンティティ、新しい利用開始方法という 3 つの主要な進歩が含まれています。

Google Workspace には今年導入された新機能も含まれており、動画、チャット、メール、ファイル、タスクなどのコアツールを統合してよりスムーズに連携させられるようになっています。まず、これらの新機能を使用すると、Gmail の受信トレイでタスク間をスムーズに移動できるため、会議への参加、チーム ドキュメントの共同編集、同僚とのリアルタイム チャットが可能になります。

Google Cloud は初心者から上級者まであらゆるユーザーがアプリケーションやデータに幅広くアクセスできる新たな方法を常に模索しています。たとえば、AppSheet は専門的なコーディング スキルがなくてもアプリケーションの作成と拡張ができるアプリケーション開発プラットフォームです。

また、COVID-19 対策を支援するために、COVID-19 Open Data データセットなどの一般公開データセットのホステッド型リポジトリに自由にアクセスしてクエリできるようにしました。さらに、研究者は BigQuery ML を使用して、追加費用なしでこのデータを BigQuery 内で活用し、高度な機械学習(ML)モデルをトレーニングすることもできます。結果や分析をすばやく同僚や一般の方々と共有することで、ウイルスの広がり方についての共通認識を促すことができます。

ML 活用の増加はデベロッパーやその他のユーザーが新しい分野でのスキルを向上させる機会です。これを支援するため、100 の Google Cloud トレーニング コースと 500 のハンズオンラボがオンラインでご利用いただけます。各コースはクラウド アーキテクチャ、データ エンジニアリング、ML などの需要の高い主要なクラウドスキルを中心に設計されています。これらを使うことで実際の問題の解決に備え、認定資格の取得に向けた学習を始めることができます。今月は、ハンズオンラボへのアクセスを含む無料のトレーニングをご提供しています。

テクノロジーのバックエンドを機能させ続ける

パンデミックの最中およびそれ以降にお客様が継続して稼働できるようにすることが、引き続き Google Cloud の最優先事項です。ビジネス継続性のアプローチと、この前例のない状況に向けてどのように準備したかを詳しく説明した 2 本の動画を公開しました。Google のインフラストラクチャとテクノロジーにより、Google Meet などのサービスに対する需要の大幅な増加に適応できました。一方、Google は事業継続計画を活性化し、カスタマー サポート組織を含む大半のスタッフを在宅勤務にシームレスにシフトして、お客様が同様の適応を進められるよう支援しました。

例年の Google Cloud Next はデジタル化されました。Google Next ‘20: OnAir を再視聴するか、毎週のメインイベントの概要をご確認ください。これには、導入事例、クラウド アーキテクチャ、セキュリティ、リモートワーク、データ分析、アプリケーションのモダナイゼーションなどのトピックが含まれています。

以上が今年のまとめです。2021 年が明けても、クラウド全般についてご紹介する Google Cloud 公式ブログに引き続きご注目ください。

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