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Google Cloud

IDC の調査が示す Google Cloud Platform による SMB の 222% ROI でのビジネス成長促進

2020年8月11日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 7 月 28 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


時間とリソースが制約されることが多い中小企業(SMB)では、イノベーションの加速と競争優位性の獲得に役立つソリューションがますます必要となっています。その結果、多数の SMB はインフラストラクチャの管理に費やす時間を短縮し、ビジネスの成長により多くの時間を割くことができるクラウド テクノロジーに目を向けるようになってきています。とはいえ、SMB にとってパブリック クラウド プロバイダはどれも同じというわけではありません。SMB のお客様の多くは、Google Cloud を選んだ理由として、スマート アナリティクスや人工知能が組み込まれており、使いやすく、オープンで信頼性が高く革新的であるように設計されている点を挙げています。

Google では、SMB がクラウド テクノロジーを採用する際の課題を把握するために、IDC Research に依頼して Google Cloud が SMB 独自のニーズにどのように対処できるかについて評価しました。本日は、この調査結果をまとめた The Business Value of Improved Performance and Efficiency with Google Cloud Platform(PDF)から引用してご紹介します。このホワイトペーパーでは、SMB がビジネスの成長を加速しつつ、コスト効率を向上させる方法が説明されています。この調査の一環として、Google Cloud SMB のお客様が 3 年間で 222% の投資収益率を達成し、組織あたり 109 万ドルの平均年間利益を獲得できることがわかりました。

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それでは、IDC の調査結果を詳しく見てみましょう。

1. IT のアジリティと生産性の向上

IDC の調査によると、SMB は顧客の需要と行動の変化に迅速に反応する必要があることが多く、これは現在の世界的な状況において特に当てはまります。Google Cloud を使用すると、SMB は需要に合わせてスケールアップやスケールダウンができ、使用した分だけ支払えば済みます。調査ではまた、向上したインフラストラクチャのアジリティや、スケーラビリティ、フレキシブルな容量に加えて、Kubernetes Engine による自動スケーリングなどのその他のプラットフォーム機能を使用して変化するビジネス要件に対処することで、Google Cloud がアプリケーション開発チームにどのように役立つかついての分析情報も示されています。IDC は最終的に、Google Cloud で新しいアプリケーションと機能を効率的に構築するために必要なリソースにシームレスにアクセスすると、デベロッパーの生産性が 19% 向上することを明らかにしています。これはつまり、開発チームメンバーが 4 人以上追加された場合に匹敵します。

Google Cloud のお客様である idwall の場合、デベロッパーの生産性が約 30% 向上しました。

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2. ビジネスの成果とパフォーマンスの向上

SMB はビジネスの維持や成長のために、既存の顧客との関係やブランドに依存する余裕は必ずしもありません。代わりに、ビジネス チャンスが生じたときにそれを迅速に活用し、競争力を維持するために顧客の期待に応え続けるために、機敏性と順応性が求められます。IDC の調査によれば、Google Cloud Platform はアジリティ、柔軟性、パフォーマンスを向上させることで、SMB がビジネスを迅速に成長させるのに役立っています。Google BigQuery、Kubernetes Engine、AutoML などの最先端のクラウド サービスを使用すれば、各企業は組織あたり年間 16%、つまり年間 881,500 ドルの収益増加を実現できます。

Google Cloud のお客様の 1 社は成長の 25% が Google Cloud Platform によるものだと述べています。

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3. 運用コストの削減

SMB は予算が制限され、人員配置のモデルに余裕がないことが多いため、IT 運用をできる限り費用対効果の高い方法で行うことが重要です。人員配置の効率は運用コストの削減で大きな効果を発揮します。IDC によれば、Google Cloud Platform を使用すると、SMB は IT チーム全体の効率を 41% も向上できます。つまり、約 3 人の IT 人員リソースと同等の生産性を達成できるということです。IDC はインフラストラクチャ コストを詳細に調査し、Google Cloud Platform を使用する SMB は、プリエンプティブル VM インスタンス、自動パッチ、Google の強力なカスタマー サポートチーム、サーバーレス サービスによってコスト削減が実現し、3 年間でコストを 26% 削減できると算出しました

Google Cloud のお客様で、ブラジルのヘルステック企業である GESTO の場合、サーバーレス コンピューティングを利用して約 15% コストを削減できました。

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SMB はクラウドでより多くのことを実現

SMB 向け Google Cloud Platform のメリットに関する IDC の調査結果について詳しくは、ホワイトペーパーをダウンロードしてください。Google Cloud と SMB について詳しくは、SMB ソリューションについて調べるか、SMB 向けに特化して用意された Google Cloud Next ‘20: OnAir のセッション パッケージをご覧ください。たとえば、スタートアップ: 入門スタートアップ: 上級ビジネス継続性ビジネス / デジタル変換などをご確認ください。

-Google Cloud グローバル SMB セールス担当ディレクター Lindsey Scrase

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