Broadcom と Google Cloud、企業がイノベーションを加速できるよう支援するためのパートナーシップ拡大を発表
Google Cloud Japan Team
Broadcom は、VMware ワークロードの Google Cloud への移行、共同の市場開拓イニシアチブでの連携、新しい生成 AI 機能の提供を進めています。
※この投稿は米国時間 2024 年 4 月 9 日に、Google Cloud Press Release に投稿されたものの抄訳です。
ラスベガス、2024 年 4 月 9 日 / PRNewswire/ -- Cloud Next '24、ラスベガス -- 本日、Broadcom Inc.(NASDAQ: AVGO)と Google Cloud はパートナーシップの拡大を発表しました。これにより、Broadcom の VMware ワークロードの Google Cloud に向けた最適化、共同の市場開拓イニシアチブでの連携、さらに多くの Broadcom プロダクトとサービスの Google Cloud Marketplace への追加、Google Cloud の生成 AI 機能の Broadcom への組み込みが実現されることになります。
「かねてより Google Cloud は、Broadcom のデジタル トランスフォーメーションの取り組みにおける信頼できるパートナーです」と、Broadcom でクラウド プラットフォーム エンジニアリングおよびオペレーション担当バイス プレジデントを務める Rich Jardine 氏は語ります。「今後も Google との継続的なコラボレーションにより、世界で最先端の IT インフラストラクチャを運用しているお客様に最善のユーザー エクスペリエンスをお届けできるものと期待しています。」
Google Cloud のグローバル パートナー エコシステムおよびチャネル担当コーポレート バイス プレジデントである Kevin Ichhpurani は次のように述べています。「企業が Broadcom や VMware のソフトウェアで実行しているミッション クリティカルなワークロードが、Google Cloud の安全で信頼できるインフラストラクチャ向けに最適化されるようになります。Google Cloud は Broadcom とともに、生成 AI で業務を効率化し、VMware Cloud Foundation ユーザーのライセンス ポータビリティをサポートすることで、ユーザー エクスペリエンスを向上していきます。」
Broadcom と Google Cloud には、ともにエンタープライズ セキュリティを強化し、企業のインフラストラクチャのモダナイゼーションを支援してきた長い歴史があります。本日発表されたパートナーシップ拡大では、以下の点が重視されます。
- VMware ワークロードに対する Google Cloud 独自の機能の活用: Broadcom は、同社の VMware ワークロード(顧客向けプロダクトやサービス、内部サービスなど)を Google Cloud に移行することで、Google のコア プラットフォーム機能、さらには Vertex AI を活用して、カスタマー エクスペリエンスの向上につなげることができます。Broadcom はすでに、Google Cloud の生成 AI テクノロジーを使用して SymantecAI プラットフォームを強化しており、今後もこのパートナーシップの一環として Google の生成 AI の採用を拡大していく予定です。
- 共同のプロダクトおよび市場開拓におけるコラボレーション: Broadcom と Google Cloud は両社のプロダクトおよび市場開拓の部門間で連携を強化し、共通のお客様のサポートを向上させます。これには、共通のお客様のクラウド デプロイを簡素化するネットワーク ソリューションのインテグレーション強化が含まれます。部門間の連携を強化することで、両社のビジネス成長機会を見出すことや、インフラストラクチャのモダナイゼーションによってお客様のサポートを向上させることが可能になります。
- Google Cloud Marketplace: Broadcom は、いくつかのプロダクトとサービスを Google Cloud Marketplace に追加する予定で、これには、お客様が自社に合わせて Broadcom ソリューションを簡単かつ迅速にスケールできるようにする Symantec Network Protection も含まれます。お客様は、AppNeta、Clarity、Rally といった Broadcom のアジャイルな運用のためのソリューションを含め、以前より Maketplace で利用可能な多くのサービスを引き続きデプロイできます。これに加え現在は、VMware Tanzu Application Service、Gemfire、RabbitMQ も Google Cloud Marketplace で利用可能になっています。
近日提供予定: VMware Cloud Foundation ライセンスのポータビリティを Google Cloud VMware Engine に拡大
今年に入り、Broadcom と Google Cloud は、VMware Cloud Foundation ライセンスのポータビリティのサポートを Google Cloud VMware Engine(GCVE)に拡大する計画を発表しました。この機能は今年の 7 月に提供が開始される予定で、お客様は Broadcom から新しい VMware Cloud Foundation ソフトウェアのサブスクリプションを購入すれば、Google Cloud VMware Engine や自社のオンプレミスのデータセンターでそのサブスクリプションを柔軟に使用できるようになります。つまり、VMware Cloud Foundation ソリューションに含まれるライセンスで、Google Cloud VMware Engine を利用できるようになります。Google Cloud VMware Engine で VMware Cloud Foundation を利用することで、お客様は BigQuery や Google Cloud の AI / ML 機能でインフラストラクチャの簡素化、信頼性の向上、アプリケーションの構築を実現できます。