データベース

エンタープライズのクラウド移行を支援する GCP データベースの新サービス

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※この投稿は米国時間 2019 年 7 月 30 日に Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


データベースは、あらゆる業界において企業の重要なアプリケーションやワークロードを支えています。Google は、データベースをもっと使いやすく、管理が容易なものにしたいと考えており、新旧を問わず、どのようなワークロードも Google Cloud 上で実行できるようにすることを目標としています。その目標に向け、私たちは安全性、信頼性、可用性に優れたデータベースサービスを提供するとともに、お客様がデータ管理の方法を自由に選択できるように Google Cloud Platform (GCP) で稼働するオープンソースのパートナーサービスとの緊密な統合に取り組んできました。

本日、 Google のデータベースサービスのラインアップに加わった拡張機能を発表します。

  • Cloud SQL for Microsoft SQL Server (アルファ提供) 

  • BigQuery から Cloud SQL へのフェデレーションクエリ

  • Elastic Cloud on GCP: 日本で提供開始、シドニーでも間もなく提供開始予定


Cloud SQL for Microsoft SQL Server で広がるクラウドの可能性

クラウド環境に移行したからといって、基本的な事を一からやり直す必要はありません。GCP の目標は、オンプレミスで使っていたものすべてを、クラウドに移行してからもこれまで通り容易に使用できるようにすることです。Cloud SQL for Microsoft SQL Server (アルファ提供) により、既存の SQL Server のワークロードを GCP に移し、フルマネージドのデータベースサービスで実行することができます。


Cloud SQL for SQL Server のアーリーアダプターのお客様からは、すばらしいフィードバックをいただいています。このオプションにより、企業のお客様は高可用性機能とバックアップ機能が備わったフルマネージド SQL Server が利用できるようになりました。アプリケーションに変更を加えることなく、SQL Server のワークロードをリフト & シフトし、アプリケーションから取得したデータを BigQuery や AI ツールなどの他の GCP サービスで利用して、よりインテリジェントなアプリケーションを作成できます。


BigQuery から Cloud SQL へのフェデレーションクエリ

データは活用してこそビジネスにおいて価値を生み出します。そしてビジネスでは、複数の場所に保管されたデータを安全かつ簡単に検索し、管理するための方法が求められています。Google はそのサポートとして、フェデレーションクエリに対応する GCP 製品を継続的に拡充し、BigQuery 内のデータや他のどんな場所にあるデータも解析できるようにしています。今では、Cloud Storage や Cloud Bigtable、 Google スプレッドシート といった BigQuery ネイティブではないストレージシステムへのクエリもサポートされています。そして今回、フェデレーションクエリの機能が Cloud SQL にまで拡張されました。これは Google のサービスとさまざまな製品を統合する継続的な取り組みの一環であり、この取り組みを通じてお客様にシームレスな体験を提供し、Google 製品を中心とした強力なエコシステムの構築を目指しています。   


Elastic Cloud on GCP: 日本で提供開始、シドニーでも間もなく提供開始予定

クラウドへの移行が時に大変な作業になるということを、私たちは、データベース製品を開発し他の GCP サービスと統合する際に、常に念頭に置いています。この点を意識するのは、Cloud SQL や Cloud Spanner のような GCP サービスの開発時だけでなく、GCP で稼働するパートナーサービスの統合の際も同様です。こうしたオープンソース中心とした戦略的パートナーは、オープンソースこそパブリッククラウドの重要な要素であるという Google の信念を支持しています。


このたび、Elastic Cloud が Google Cloud の東京 GCP リージョンでの提供を開始し、さらにシドニー GCP リージョンでも間もなく提供を開始する事を発表します。Elasticsearch を基盤とする Elastic Stack の開発元である Elastic は、ロギング、セキュリティ、分析といった検索のユースケースにおいて、大量のデータをリアルタイムで利用できるセルフマネージドサービスや SaaS 製品を構築しています。今後さらに統合が進めば、Google Cloud の請求書だけで、GCP 上で Elastic Cloud を利用できるようになるでしょう。 


GCP データベースの導入事例

日本のお客様が、GCP データベースにより、強力な一貫性とより少ない管理コストに加え、かつてない柔軟さとスケーラビリティを実現した事例をご紹介します。  


  • セキュアなオンライン決済プラットフォームを提供するメルペイ   

「我々は『Go Bold』という大胆に挑戦することを奨励するカルチャーにおいて、新しいスマホ決済サービスのデータストアに、利用経験の浅い Cloud Spanner を採用を決定しました。GKE をベースとしたマイクロサービスアーキテクチャは、組織の成長を妨げることなく各チームが自由かつ高速にサービスを展開できる環境の構築を可能にしました。その結果、15 ヶ月という比較的短期間で MAU 1,300 万のメルカリの決済基盤を支えるサービス「メルペイ」をリリースしただけでなく、運用開始から数ヶ月を経過した現在も安定してサービスの提供を続けています。これは、GCP が期待するパフォーマンスをスケーラビリティを提供している確かな証左であり、今後『メルペイ』やグループ全体で、GCP の活用はさらに進んでいくだろうと思っています。」

ー 株式会社メルペイ 取締役 CTO 曾川 景介 氏


GCP データベースの詳細はこちらでご覧いただけます。また、Google Cloud は Forrester の The Forrester Wave: Database-as-a-Service The Forrester Wave: Big Data NoSQL のリーダーに選出されました。ぜひ詳細をご覧ください。

Google Cloud Next ’19 in Tokyo の GCP データベースに関連するセッションに是非お越しください。:


データ ウェアハウスのあるべき姿と BigQuery の新機能

https://cloud.withgoogle.com/next/tokyo/sessions?session=D1-3-S01


Cloud Firestore を使ったサーバーレスアプリケーション開発入門

https://cloud.withgoogle.com/next/tokyo/sessions?session=D1-3-S14


Running Redis on GCP: 4 つの構築シナリオ

https://cloud.withgoogle.com/next/tokyo/sessions?session=D1-4-S06


Cloud Spanner in Action

https://cloud.withgoogle.com/next/tokyo/sessions?session=D2-5-S06