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AI & 機械学習

Google、2022 年 Gartner® Magic Quadrant™ レポートで Cloud AI Developer Services のリーダーに選出

2022年6月6日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 5 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google は、Gartner® の 2022 年 Magic Quadrant™ レポートで Cloud AI Developer Services 部門のリーダーとして選出されました。この評価は Google の AutoML などの言語、ビジョン、構造化データ プロダクトを対象とするもので、これらのサービスはすべて Google Cloud から提供されています。Gartner によるこの評価は、Google のデベロッパー向け言語、ビジョン、AutoML プロダクトに対するお客様の信頼感と満足度の結果であると Google は考えます。Google のリーダーへの選出は 3 年連続となり、Google の優れたビジョンと実行能力が認められていることを示しています。  

Cloud AI のサービスやソリューションを使用することで、デベロッパーはさまざまなメリットを得ることができます。Vertex AIBigQuery MLAutoMLAI API など、Google のデベロッパー向け AI サービス、ML サービスの優位性はお客様によって認められています。さらに、お客様は責任ある AI の分野における進捗、実施可能な倫理プロセスのメリットを得られます。これらは、Google Cloud テクノロジーを利用したすべてのカスタマー ソリューションとパートナー ソリューション、そして Vertex AI プラットフォームなどのコア アーキテクチャ、ビジョン、会話型 AI、言語、構造化データ、最適化サービス、主要業種別ソリューションに適用されています。

Google Cloud が「リーダー」という位置付けを獲得したことで、AI デベロッパー ツールに関する Google のビジョンが裏付けされたといえるでしょう。では、今回のレポート結果の一部を詳しく見ていきましょう。

デベロッパー向けに構築された ML ツール

Google の機械学習ツールは、Google Research と DeepMind による画期的な研究に基づいてデベロッパーがデベロッパーのために構築しています。このデベロッパー視点のプロダクト開発が、デベロッパー コミュニティをサポートし、Google の AI サービスと ML サービスに突出した価値をもたらしています。その一例が、ML モデルの構築、デプロイ、管理に必要なすべてのツールが ML プラットフォームである Vertex AI に統合されていることです。これにより、本番環境への移行が加速されました。また、レポートでは、BigQuery ML、AutoML(言語、ビジョン動画、表形式データ)、事前構築済み ML API(音声と翻訳)が、ML 知識を有するあらゆるレベルのデベロッパーにとってカスタム AI を構築してそれぞれのアプリケーションに迅速に融合させるうえで非常に有益であるとされています。

OTOY、アレン人工知能研究所、DeepMind(Alphabet の子会社)などの主要組織は ML に Google を選択し、TwitterWayfairThe Home Depot などの企業は最近の Google Next '21 で行われたセッションで Google とのパートナーシップについて詳細を共有しました。

責任ある AI 原則とその実践

責任ある AI 原則は優れた AI にとって欠かせない要素です。2020 年に Google Cloud と Economic Intelligence Unit が共同で行った調査では、倫理的な AI によって組織は重大なミスを犯すことを避けられるだけでなく、競争優位性の獲得および人材の獲得と維持において責任ある AI を実践することの有意性が高いことが示されました。Google では、自社プラットフォームとソリューションに倫理的レビュー プロセスを適用してサービスが当初から責任ある AI に適合した設計となるようにしています。同時に、AI 原則に基づきお客様とパートナーと連携してアカウンタビリティを実現し不公平なバイアスを防ぎます。さらに、Google の最高水準のツールは、データセットとモデルにおける公平性とバイアスの評価に必要な機能性をデベロッパーに提供します。Google のモデルカードなどの Explainable AI ツールは、構造化されたアクセス可能な方法でモデルの透明性を提供します。また、What-If ツールは、ML モデルを評価、デバッグ、改善するうえで開発者とデータ サイエンティストにとって不可欠です。

明確でわかりやすいプロダクト アーキテクチャ

Google Cloud は ML プロダクト ポートフォリオに投資をし、範囲が拡大され(ビジョン、会話型 AI、言語および構造化データ、最適化サービス)、深みを増した(Vertex AI Pipelines と Vertex Explainable AI などの機能が上部に組み込まれたコア AI サービス)、包括的で統合されたオープンなサービスを実現しました。この基盤プラットフォームにさらに、小売、金融サービス、製造、メディア、医療のお客様向けに Google がカスタマイズした業界固有のソリューションの Recommendations AIVisual Inspection AIMedia TranslationHealthcare Data Engine というレイヤが追加されることで、組織やユーザーの機械学習ソリューションの採用が容易になっています。       

Google Cloud の価値を利用するために、デベロッパーは困難な作業を行う必要はありません。Google のテクノロジーの価値をデベロッパーが直接利用できるように、Google では、すべての AI および ML プロダクトとソリューションをシームレスに連携できるようにしています。レポートの全文は、こちらからダウンロードできます。Vertex AI の利用開始については、セールスチームにご相談ください。


免責条項: 

Gartner、Magic Quadrant for Cloud AI Developer Services、2022 年 5 月 23 日、Van Baker、Arun Batchu、Erick Brethenoux、Svetlana Sicular、Mike Fang。

Gartner および Magic Quadrant は、Gartner, Inc. および / またはその関係会社の米国およびその他の国における登録商標であり、同社の許可を得て使用されているものです。All rights reserved. 

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- Cloud AI および業種別ソリューション担当バイス プレジデント June Yang
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