クライアント アプリケーションを準備して Google アド マネージャーと連携させる

クライアント アプリケーション用に必須情報を収集する

Google アド マネージャーでライブ ストリーム セッションを作成するには、次の情報が必要です。

フィールド説明
projectNumberアド マネージャー対応のセッションの作成に使用される Google Cloud プロジェクト番号(PROJECT_NUMBER)。プロジェクト ID を使用することもできます。
region ライブ構成が登録されているロケーションLOCATION)。
liveConfigId動画スティッチャー API でライブ ストリーム イベントを登録するために使用されるライブ構成 ID。構成リソース名全体の形式は次のとおりです。

projects/PROJECT_NUMBER/locations/LOCATION/liveConfigs/LIVE_CONFIG_ID
構成 ID は、名前全体(LIVE_CONFIG_ID)の最後の部分です。構成のロケーションは、セッションを作成するロケーションと同じものにする必要があることに留意してください。
customAssetKeyライブ構成登録中に作成されたカスタム アセットキー(CUSTOM_ASSET_KEY)。IMA SDK では、ストリームを作成するためにこの値が必要です。
networkCodeアド マネージャー ネットワークの数値識別子(NETWORK_CODE)。
oAuthToken動画スティッチャー ユーザーのロールを持つサービス アカウントの有効期間が短い OAuth トークン有効期間が短い OAuth トークンを生成するをご覧ください。

表 1.アド マネージャー対応のライブ ストリーム セッションに必要な情報

テスト用に有効期間が短い OAuth トークンを生成する

動画スティッチャー ユーザーのロールを持つサービス アカウントに関連付けられた有効期間が短い OAuth トークンを生成するには、次の手順を行います。

  1. PATH_TO_YOUR_SERVICE_KEY は、ローカルマシンにダウンロードした JSON ファイルへのパスに置き換えます。
    gcloud auth activate-service-account --key-file PATH_TO_YOUR_SERVICE_KEY
    
  2. サービス アカウントから OAuth 2.0 署名なしトークンを取得します。
    gcloud auth print-access-token
    

こちらは有効期間が短いトークンであるため、gcloud auth print-access-token コマンドを使用してトークンを定期的に再生成し、新しいトークンをクライアント アプリケーションに送信する必要があります。有効期間の短いトークンを提供する本番環境サービスの構築について詳しくは、次のセクションをご覧ください。

クライアント アプリケーションに情報を提供するサービスを作成する

クライアントに渡される必須情報を提供可能なサービスを作成します。アプリケーションからサービスにライブ ストリームの再生方法に関する情報が要求されると、サービスは表 1 に記載された情報を返す必要があります。

特に、このサービスは安全な方法でクライアント アプリケーションに OAuth トークンを提供しなければなりません。2 つのサービス アカウントを使用してこのサービスを構成します(1 つは他方のアカウントの権限借用)。1 つのサービス アカウントにサービス トークン作成者のロールが付与され、動画スティッチャー ユーザーのロールを持つサービス アカウントに対して OAuth トークンが作成されます。次に例を示します。

  • サービス アカウント 1: これは呼び出し元のサービス アカウントです。このアカウントは、サービス アカウント 2 に対するサービス トークン作成者権限を持ち、クライアント アプリケーションに対するサービス アカウント 2 の権限を借用します。
  • サービス アカウント 2: これはセッションを作成する動画スティッチャー ユーザーのロールを持つ権限借用サービス アカウントです。

クライアント ライブラリのコードサンプルなど、サービスから OAuth トークンを提供する方法については、有効期間が短いアクセス トークンを作成するをご覧ください。