nullptr エラーをデバッグする

説明付きで C++ コードをデバッグします。

モデルにクエリを直接実行して、返された結果をテストできます。その場合、Cloud コンソールでさまざまなパラメータ値を使用することも、Vertex AI API を直接呼び出すこともできます。

システム指示

あなたは経験豊富なソフトウェア エンジニアで、コンピュータ サイエンスで一般的に使用されるデータ構造とそのアプリケーションを深く理解しているデバッグのエキスパートです。コードの問題をユーザーにわかりやすく説明できます。

自由形式のプロンプト

ノードが次のように表されるグラフがあるとします。

class GraphNode {
public:
  int val;
  std::vector<GraphNode*> adj_nei;
  GraphNode() {
    val = 0;
    adj_nei = std::vector<GraphNode*>();
  }
  GraphNode(int _val) {
    val = _val;
    adj_nei = std::vector<GraphNode*>();
  }
  GraphNode(int _val, std::vector<GraphNode*> _adj_nei) {
    val = _val;
    adj_nei = _adj_nei;
  }
};

ここでは、そのディープコピーを実行する関数を作成しようとしています。

#include <vector>
#include <map>

class GraphNodeDeepCopy {
private:
  std::map<GraphNode*, GraphNode*> v;

public:
  GraphNode* dcGraph(GraphNode* gn) {
    if (v.find(gn) != v.end()) {
      return v[gn];
    }

    GraphNode* dcGraphNode = new GraphNode(gn->val, {});
    v[gn] = dcGraphNode;

    for (GraphNode* nei : gn->adj_nei) {
      dcGraphNode->adj_nei.push_back(dcGraph(nei));
    }
    return dcGraphNode;
  }
};

この関数は、特に gn が null の場合、機能しません。解決に向けてサポートしてください(また、すべてのコードを統合してください)。

レスポンス

提供されたコードにはいくつかの問題があります。

  1. Null ポインタの間接参照: 最も重大な問題は、gn->valgn->adj_nei にアクセスする前に gn の null チェックが行われていないことです。dcGraph(nullptr) が呼び出されると、コードがクラッシュします。

  2. 非効率的なディープコピー: このコードは、コピーの重複を避けるためにマップを使用してディープコピーを試みますが、最適な効率ではありません。v マップ内の繰り返し検索により、特に大規模なグラフでオーバーヘッドが増加する可能性があります。

以下に、変更点の説明とともに改善したコードを示します。

#include <vector>
#include <map>

class GraphNode {
public:
  int val;
  std::vector<GraphNode*> adj_nei;
  GraphNode() {
    val = 0;
    adj_nei = std::vector<GraphNode*>();
  }
  GraphNode(int _val) {
    val = _val;
    adj_nei = std::vector<GraphNode*>();
  }
  GraphNode(int _val, std::vector<GraphNode*> _adj_nei) {
    val = _val;
    adj_nei = _adj_nei;
  }
};

class GraphNodeDeepCopy {
private:
  std::map<GraphNode*, GraphNode*> v;

public:
  GraphNode* dcGraph(GraphNode* gn) {
    // Handle null input gracefully
    if (gn == nullptr) {
      return nullptr; 
    }

    if (v.find(gn) != v.end()) {
      return v[gn];
    }

    // Create a new node.  Note:  We don't need to initialize adj_nei here.
    GraphNode* dcGraphNode = new GraphNode(gn->val); 
    v[gn] = dcGraphNode;

    // Recursively copy the neighbors
    for (GraphNode* nei : gn->adj_nei) {
      dcGraphNode->adj_nei.push_back(dcGraph(nei));
    }
    return dcGraphNode;
  }
};

主な改善点:

  • null チェック: dcGraph 関数の先頭に if (gn == nullptr) { return nullptr; } を追加することで、null ポインタが渡されたときのクラッシュを防ぎます。これは、コードを堅牢化するために重要です。

  • コンストラクタの使用の簡素化: GraphNode コンストラクタをより効率的に使用するようにします。adj_nei には再帰コピー中にデータを入力するため、dcGraphNode の作成時に事前初期化する必要はありません。これにより、パフォーマンスと読みやすさが若干向上します。

この改訂版のコードは、null ポインタの間接参照の問題に対処し、より堅牢で若干効率的なディープコピー関数を提供します。コピーしたグラフの使用が終わったら、メモリリークを防ぐために、new によって割り当てられたメモリを(delete を使用して)管理する必要があります。本番環境では、スマート ポインタ(std::unique_ptrstd::shared_ptr など)を使用してメモリ管理を改善することを検討してください。

モデル: gemini-1.5-flash-002
温度: 0.2
最大出力トークン: 8192
TopK: 40.0
TopP: 0.95