割り当てと上限

このドキュメントでは、Speech-to-Text の使用に関する API の現在の制限事項と使用量上限について説明します。これらの制限事項や使用量上限に変更があったときは、このページにもその変更が反映されます。Google は、このような制限事項をいつでも変更できる権限を有します。

必要な場合は、割り当ての増加をリクエストできます。割り当ての確認と管理に関する詳細については、Google Cloud の割り当てページをご覧ください。

リクエスト送信後に、Google から詳細について確認させていただく場合があります。リクエストの承認または却下の結果については、追ってお知らせいたします。

コンテンツの上限

同期リクエスト

同期認識リクエスト(Recognize メソッドを使用)では、リクエストの content フィールドのインラインで、またはリクエストの uri フィールドの Cloud Storage URI として音声データを受け入れます。同期リクエストに送信される音声は、10 MB または 1 分間(どちらか先に到達したほう)に制限されます。同期認識の詳細については、同期認識の概要をご覧ください。

ストリーミング リクエスト

ストリーミング認識リクエスト(StreamingRecognize メソッドを使用)では、リクエストの audio フィールドでインライン音声のみを受け入れます。ストリームの各リクエストは最大 25 KB の音声に制限されます。ストリームは最大で 5 分間開いたままになります。音声は、ほぼリアルタイムのレートで送信する必要があります。コンテンツを 5 分以上ストリーミングする必要がある場合は、エンドレス ストリーミングのチュートリアルをご覧ください。ストリーミング認識の詳細については、ストリーミング認識の概要をご覧ください。

バッチ リクエスト

バッチ認識リクエスト(BatchRecognize メソッドを使用)は、リクエストの uri フィールドの Cloud Storage URI として音声のみを受け入れます。各 BatchRecognizeRequest には、音声文字変換のために最大 15 個の files を含めることができます。各ファイルは最大 8 時間です。同期認識の詳細については、バッチ認識の概要をご覧ください。

複数の言語の認識

複数の言語の認識は、グローバル、米国、EU の Speech-to-Text エンドポイントでのみ使用できます。

適応

任意のリクエスト内で、PhraseSet リソースと CustomClass リソースを指定することもできます。これらのリソースには、次の上限が適用されます。

音声適応の上限
フレーズのブーストの最大値 20
PhraseSet 内のフレーズ 1,200
1 リクエストあたりのフレーズ数 5,000
1 フレーズあたりの文字数 100
1 リクエストあたりの合計文字数 100,000
CustomClass 内のアイテムの最大数 500
CustomClass アイテムごとの最大文字数 500
SpeechAdaptation ごとの PhraseSet の最大数 20
SpeechAdaptation ごとの CustomClass の最大数 20

リソースの上限

Speech-to-Text に対する API リソースの現在の上限は次のとおりです(変更されることがあります)。

上限の種類 使用量上限
認識機能の数(リージョンごと) 5,000
カスタムクラスの数(リージョンごと) 5,000
フレーズセットの数(リージョンごと) 5,000

リクエストに関する上限

Speech-to-Text に対する API の現在の使用量上限は次のとおりです(変更されることがあります)。

上限のタイプ 使用量上限
60 秒あたりのリソース リクエスト数(リージョンごと) 100
60 秒あたりのオペレーション リクエスト数(リージョンごと) 150
60 秒あたりの同期認識リクエスト(リージョンごと) 300
60 秒あたりのストリーミング認識リクエスト(リージョンごと)* 3,000
5 分あたりのストリーミング認識セッション(リージョンごと)* 300
60 秒あたりのバッチ認識リクエスト(リージョンごと)* 150

* ストリーミング認識では、5 分あたり 300 の同時セッション数の割り当て上限と 1 分あたり 3,000 のリクエスト上限があります。これは、すべての同時セッションに適用されます。セッションの最初の構成リクエストは、リクエストの割り当てにカウントされません。

これらの上限は各 Speech-to-Text デベロッパー プロジェクトに適用され、そのデベロッパー プロジェクトを使用するすべてのアプリケーションと IP アドレスで共有されます。