移行元 VM の使用率レポートの作成

移行する VM でテストクローンまたはカットオーバーを実行する前に、Google Cloud 上の VM のランディング ゾーンを定義する Compute Engine ターゲットの詳細項目を設定する必要があります。こうした詳細項目には、Google Cloud のプロジェクトおよびネットワークの設定に加え、次の情報も含まれます。

  • CPU 数
  • メモリの量
  • その他

詳しくは、移行済み VM のターゲットの構成をご覧ください。

移行元 VM の使用率レポートを Migrate to Virtual Machines で作成すると、Compute Engine のターゲットの最適な設定を判断するのに役立ちます。このレポートには、移行元にデプロイされた移行元 VM のリソース割り当てと使用率に関する情報が表示されます。

レポートを作成するときは、使用率データの期間(週、月、年)を設定します。

指定したソース VM について、レポートには設定した期間で計算された次の情報が表示されます。

  • ソース VM に割り当てられた vCPU 数、CPU 平均使用率、CPU 最大使用率
  • 割り当て済みメモリ(GB)、メモリ平均使用量、メモリ最大使用量
  • ネットワーク スループットの平均および最大値(Kbps)
  • ディスクの IO レートの平均および最大値(Kbps)

この情報を使用して、Compute Engine の移行先の詳細部分を設定できます。

レポートの例を下に示します。

使用率レポート。

使用率レポートの作成

レポートを作成する手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで [Migrate to Virtual Machines] ページを開きます。

    [Migrate to Virtual Machines] ページに移動

  2. [ソース] タブを選択します。

  3. プルダウン リストから移行ソースを選択します。

    移行ソース内の移行元 VM の表が表示されます。

  4. VM を 1 つ以上選択します。

  5. [レポートを作成] を選択し、レポートの [名前]、[説明](省略可)、[期間] を入力します。

    名前に使用できるのは、英小文字(a~z)、数字、ハイフンのみです。

  6. [作成] を選択します。

    レポートは 1 分程度で作成されます。

  7. [レポートを表示] を選択します。

    利用できるレポートのリストがレポート名順に表示されます。

  8. レポート名を選択して結果を表示します。