自動スケーリング

Kf アプリは、CPU 使用率に基づいて自動的にスケーリングされます。アプリの自動スケーリングの制限と、各アプリ インスタンスの CPU 使用率目標は、構成で変更できます。Kf は、要求に応じてアプリを自動的にスケールアップ / スケールダウンします。

デフォルトでは、自動スケーリングは無効になっています。自動スケーリングを有効にするには、次の手順を行います。

アプリを表示する

アプリの自動スケーリングのステータスは、kf apps コマンドを使用して表示できます。アプリで自動スケーリングが有効になっている場合は、Instances に自動スケーリングのステータスが含まれます。

$ kf apps

Name   Instances              Memory  Disk  CPU
app1   4 (autoscaled 4 to 5)  256Mi   1Gi   100m
app2   1                      256Mi   1Gi   100m

min-instances が 4 に、max-instances が 5 に設定されている app1 では、自動スケーリングが有効です。app2 では自動スケーリングは無効です。

自動スケーリングの制限を更新する

インスタンスの制限は、kf update-autoscaling-limits コマンドを使用して更新できます。

kf update-autoscaling-limits app-name min-instances max-instances

自動スケーリング ルールを作成する

kf create-autoscaling-rule コマンドを使用すると、自動スケーリング ルールを作成できます。

kf create-autoscaling-rule app-name CPU min-threshold max-threshold

自動スケーリング ルールを削除する

すべての自動スケーリング ルールは kf delete-autoscaling-rule コマンドを使用して削除できます。Kf は 1 つの自動スケーリング ルールのみをサポートします。

kf delete-autoscaling-rules app-name

自動スケーリングを有効または無効にする

自動スケーリングを有効にするには enable-autoscaling を使用し、無効にするには disable-autoscaling を使用します。自動スケーリングを無効にすると、制限やルールなどの構成が保持されます。

kf enable-autoscaling app-name
kf disable-autoscaling app-name