Kf CLI をインストールする

このドキュメントでは、Kf CLI のインストール方法について説明します。通常、Kf を実行する GKE クラスタにアクセスできる場合は、Kf CLI をインストールします。これにより、独自の GKE クラスタを先に作成しなくても、Kf コマンドを使い始めることができます。

Kf CLI をインストールして Kf クラスタに接続すると、すべての Kf コマンドを実行できます。使用可能な Kf コマンドの一覧については、Kf コマンド リファレンスをご覧ください。

始める前に

Kf CLI を使用するには、Kf の完全なインストールを実行している GKE クラスタへのアクセス権が必要です。つまり、次のコマンドを実行してクラスタに接続している必要があります。

gcloud container clusters get-credentials CLUSTER_NAME \
    --project=CLUSTER_PROJECT_ID \
    --zone=CLUSTER_LOCATION

CLI をインストールする

  1. Kf CLI をインストールします。

    Linux

    このコマンドを実行すると、システム上のすべてのユーザーに Kf CLI がインストールされます。Cloud Shell のタブに表示されている手順に沿ってインストールします。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-linux /tmp/kf
    chmod a+x /tmp/kf
    sudo mv /tmp/kf /usr/local/bin/kf

    Mac

    このコマンドを実行すると、システム上のすべてのユーザーに kf がインストールされます。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-darwin /tmp/kf
    chmod a+x /tmp/kf
    sudo mv /tmp/kf /usr/local/bin/kf

    Cloud Shell

    bash を使用している場合、このコマンドを実行すると、kf が Cloud Shell インスタンスにインストールされます。他のシェルの場合は手順の変更が必要になることがあります。

    mkdir -p ~/bin
    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-linux ~/bin/kf
    chmod a+x ~/bin/kf
    echo "export PATH=$HOME/bin:$PATH" >> ~/.bashrc
    source ~/.bashrc

    Windows

    このコマンドを実行すると、kf が現在のディレクトリにダウンロードされます。現在のディレクトリ以外の場所から呼び出す場合は、その場所をパスに追加します。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-windows.exe kf.exe

CLI をアップグレードする

Kf CLI がすでにインストールされている場合は、次の手順で最新バージョンにアップグレードできます。

  1. CLI をインストールします。

    Linux

    このコマンドを実行すると、システム上のすべてのユーザーに Kf CLI がインストールされます。Cloud Shell のタブに表示されている手順に沿ってインストールします。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-linux /tmp/kf
    chmod a+x /tmp/kf
    sudo mv /tmp/kf /usr/local/bin/kf

    Mac

    このコマンドを実行すると、システム上のすべてのユーザーに kf がインストールされます。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-darwin /tmp/kf
    chmod a+x /tmp/kf
    sudo mv /tmp/kf /usr/local/bin/kf

    Cloud Shell

    bash を使用している場合、このコマンドを実行すると、kf が Cloud Shell インスタンスにインストールされます。他のシェルの場合は手順の変更が必要になることがあります。

    mkdir -p ~/bin
    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-linux ~/bin/kf
    chmod a+x ~/bin/kf
    echo "export PATH=$HOME/bin:$PATH" >> ~/.bashrc
    source ~/.bashrc

    Windows

    このコマンドを実行すると、kf が現在のディレクトリにダウンロードされます。現在のディレクトリ以外の場所から呼び出す場合は、その場所をパスに追加します。

    gcloud storage cp gs://kf-releases/v2.10.0/kf-windows.exe kf.exe
  2. Kf CLI と Kf サーバーのバージョンが一致していることを確認します。

    • CLI のバージョンは Kf Client に表示されます。
    • Kf サーバーのバージョンは kf["app.kubernetes.io/version"] に表示されます。
    $ kf debug
    ...
    Version:
      Kf Client:                        v2.10.0
      Server version:                   v1.21.6-gke.1500
      kf["app.kubernetes.io/version"]:  v2.10.0
    ...