移行を設定する

モダナイゼーション プロセスを開始する前に、アプリケーション コンポーネントがモダナイゼーションと互換性があるかどうかを確認し、モダナイゼーションのセットアップを準備する必要があります。

このページでは、モダナイゼーションのためにソースマシンとローカルマシンを準備する方法について説明します。

Linux ソースマシンを設定する

注: Windows IIS アプリケーションを移行する場合は、移行用に Windows ソースマシンの設定を行う必要はありません。

• rsync をインストールします。

  • Debian の場合:

    sudo apt install rsync
    

  • Fedora の場合:

    sudo dnf install rsync
    

  PATH の設定で rsync が使用可能であることを確認します。

Linux ローカルマシンを設定する

• Docker をインストールし、PATH で利用可能であることを確認します。

  注: Docker の Snap バージョンの使用時に発生する可能性のある問題を回避するには、Snap を使用せずに Docker をインストールしてください。

  Migrate to Containers CLI を実行しているユーザーが root 以外のユーザーである場合は、root 以外のユーザーがコンテナを実行できるようにします。

Migrate to Containers CLI をダウンロードまたはアップグレードする

• Linux マシンで Migrate to Containers CLI をダウンロードまたはアップグレードします。

  curl -O "https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/$(curl -s https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/latest)/linux/amd64/m2c"
  chmod +x ./m2c
  

  これにより、Migrate to Containers CLI と Migrate to Containers プラグインの最新バージョンがダウンロードされます。

接続を確認する

直接 SSH または gcloud compute ssh コマンドを使用して、ローカルマシンから移行元マシンにアクセスできることを確認します。

注: SSH 接続に使用するユーザーは、sudoer または root のいずれかである必要があります。SSH を実行するユーザーが root として機能できない場合、Migrate to Containers CLI でモダナイゼーション プロセスに関連するファイルとディレクトリを確認できない可能性があります。

省略可: オフライン移行を設定する

インターネットからリソースを pull せずにローカル ネットワーク上で移行を行う場合は、次の手順でローカルマシンをオフライン移行用に準備します。

Migrate to Containers CLI をダウンロードしたら、次の操作を行います。

1. オフラインの Migrate to Containers CLI プラグイン バンドルをダウンロードします。

   curl -O https://storage.googleapis.com/modernize-plugins-prod/$(curl -s https://storage.googleapis.com/modernize-plugins-prod/latest)/m2c-offline-bundle-linux.tar
   

2. 必要に応じて、Migrate to Containers CLI とオフラインの Migrate to Containers CLI プラグイン バンドルをオフライン環境にコピーします。

3. オフラインの Migrate to Containers CLI プラグイン バンドルを解凍します。

   ./m2c plugins unpack -i m2c-offline-bundle-linux.tar
   

   オフライン データ移行のサポートを追加するには、ローカル ネットワークで利用可能な Container Registry を指定します。

   ./m2c plugins unpack -i m2c-offline-bundle-linux.tar --registry HOSTNAME
   

   HOSTNAME は、Container Registry のホスト名に置き換えます。

ローカルマシンがオフラインで移行されるように設定されます。オフラインの Migrate to Containers CLI プラグイン バンドルをアップグレードするには、Migrate to Containers CLI を最新バージョンにアップグレードしてから、プラグイン バンドルをダウンロードして展開する手順を繰り返します。

オフライン モードを後でオフにする場合は、config set コマンドを使用して offline オプションを false に設定します。

Windows ローカルマシンを設定する

• ローカルマシンで管理者として実行できる権限が必要です。
• Docker をインストールします。

Migrate to Containers CLI をダウンロードまたはアップグレードする

Windows マシンで Migrate to Containers CLI をダウンロードまたはアップグレードするには、次の操作を行います。

cmd

1. 最新バージョンの Migrate to Containers CLI を検索します。

   curl -s https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/latest
   

2. 最新バージョンの Migrate to Containers CLI をダウンロードします。

   curl -O "https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/VERSION/windows/amd64/m2c.exe"
   

   VERSION は、Migrate to Containers CLI の最新バージョンに置き換えます。

PowerShell

• 最新バージョンの Migrate to Containers CLI をダウンロードします。

  curl.exe -O https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/$(curl.exe -s https://m2c-cli-release.storage.googleapis.com/latest)/windows/amd64/m2c.exe
  

これにより、Migrate to Containers CLI と Migrate to Containers プラグインの最新バージョンがダウンロードされます。

次のステップ

• 移行元マシンのファイル システムをコピーする方法を学習する。