ノードプールを作成
このページでは、ノードプールの作成方法について説明します。
始める前に
このページは、クラスタ オートスケーラーについて熟知していることを前提としています。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。
ネットワーク セキュリティ グループのカスタマイズ
ノードプールのネットワーク セキュリティ グループ(NSG)をカスタマイズするには、ネットワーク セキュリティ グループをご覧ください。
ノードプールを作成
ノードプールの作成にあたり、次のものが必要です。
az
コマンドライン ツールを使用して Azure サブネット ID を取得する権限。- クラスタの SSH 公開鍵へのアクセス権。
ノードプールを作成するには、次のコマンドを実行します。
Azure VNet サブネット ID と SSH 公開鍵を環境変数に保存します。
SUBNET_ID=$(az network vnet subnet show \ --resource-group=VNET_RESOURCE_GROUP_NAME --vnet-name=VNET_NAME \ --name default --query "id" -otsv) SSH_PUBLIC_KEY=$(cat KEY_PATH.pub)
次のように置き換えます。
VNET_RESOURCE_GROUP_NAME
: VNet を保持するリソース グループ名VNET_NAME
: VNet の名前KEY_PATH
: 鍵ペアのパス
Google Cloud CLI を使用してノードプールを作成します。
gcloud container azure node-pools create NODE_POOL_NAME \ --cluster CLUSTER_NAME \ --location GOOGLE_CLOUD_LOCATION \ --node-version 1.29.4-gke.200 \ --vm-size VM_SIZE \ --max-pods-per-node 110 \ --min-nodes MIN_NODES \ --max-nodes MAX_NODES \ --ssh-public-key "${SSH_PUBLIC_KEY}" \ --subnet-id "${SUBNET_ID}"
次のように置き換えます。
NODE_POOL_NAME
: ノードプールの一意の名前(node-pool-1
など)CLUSTER_NAME
: GKE on Azure クラスタの名前GOOGLE_CLOUD_LOCATION
: クラスタを管理する Google Cloud のロケーションVM_SIZE
: サポートされている Azure VM サイズMIN_NODES
: ノードプール内の最小ノード数。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。MAX_NODES
: ノードプール内の最大ノード数
ノードプールのステータスを確認します。
gcloud container azure node-pools describe NODE_POOL_NAME \ --cluster CLUSTER_NAME \ --location GOOGLE_CLOUD_LOCATION
次のように置き換えます。
NODE_POOL_NAME
: ノードプールの一意の名前(node-pool-1
など)CLUSTER_NAME
: GKE on Azure クラスタの名前GOOGLE_CLOUD_LOCATION
: クラスタを管理する Google Cloud のロケーション
出力には、ノードプールのステータス(
PROVISIONING
やRUNNING
かどうか、など)が含まれます。
特定のゾーンでノードプールを作成する
特定の Azure アベイラビリティ ゾーンにノードプールを作成するには、ノードプールの作成時に --azure-availability-zone
フラグを Google Cloud CLI に渡します。
Google Cloud CLI を使用して特定の Azure アベイラビリティ ゾーンにノードプールを作成するには、次のコマンドを実行します。
gcloud container azure node-pools create NODE_POOL_NAME \
--cluster CLUSTER_NAME \
--location GOOGLE_CLOUD_LOCATION \
--node-version 1.29.4-gke.200 \
--vm-size VM_SIZE \
--max-pods-per-node 110 \
--min-nodes MIN_NODES \
--max-nodes MAX_NODES \
--azure-availability-zone AZURE_ZONE \
--ssh-public-key "${SSH_PUBLIC_KEY}" \
--subnet-id "${SUBNET_ID}"
次のように置き換えます。
NODE_POOL_NAME
: ノードプールの一意の名前(node-pool-1
など)CLUSTER_NAME
: クラスタの名前GOOGLE_CLOUD_LOCATION
: クラスタを管理する Google Cloud のロケーションVM_SIZE
: サポートされている Azure VM サイズMIN_NODES
: ノードプール内の最小ノード数。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。MAX_NODES
: ノードプール内の最大ノード数AZURE_ZONE
: GKE on Azure がノードプールを起動する Azure アベイラビリティ ゾーン(例:3
)
次のステップ
- クラスタのステータスを表示する。
- クイックスタートを試して、GKE on Azure で最初のワークロードを起動する。
- クラスタ オートスケーラーについて学習する。