GDC 上の VM ランタイムの上限

このページでは、Google Distributed Cloud で実行される VM の基本的なスケーリング情報について説明します。提供された情報は、プロダクトまたはインストールのハードリミットまたは保証されたしきい値を示すものではありません。この情報は、GDC 上の VM ランタイムがコンピューティング要件を満たしているかどうかを判断する際に役立つことを意図しています。

Google Distributed Cloud の割り当て、上限、スケーリングについては、割り当てと上限をご覧ください。

VM の最大スケーリング

広範囲に及ぶテストを通じて、50 ノードの Google Distributed Cloud で同時に 500 台の VM を安定して実行できることを確認しました。

リソースの使用量

VM デプロイをスケールアップするには、VM とコントロール プレーン コンポーネントの両方について、クラスタに十分な CPU、メモリ、ストレージ リソースがあることを確認してください。クラスタノード マシンの標準リソース要件については、クラスタノード マシンの前提条件をご覧ください。

VM の最大スケーリング構成では、GDC 上の VM ランタイムのリソース使用量が次のようになります。

  • vm-system Namespace のすべてのコンポーネントで使用される CPU シェア数の合計は、ピーク時の使用量で約 1.3 です。
  • vm-system Namespace のすべてのコンポーネントで使用されるメモリの合計は、約 10 GiB です。

リソースに関する既知の問題

現在、ゲスト エージェントが有効になっている場合、各 VM は別個のウォッチャーを API サーバーに登録します。したがって、kube-apiserver に登録されているウォッチャーの数は VM の数に比例して増加します。実行するワークロードによっては、VM の数が増えるにつれて kube-apiserver に関連する問題が発生する可能性があります。この問題の影響を受ける場合は、kube-apiserver を構成するか、ゲスト エージェントを無効にします(使用していない場合)。