プロジェクト、データセット、データストア

このページでは、Google Cloud プロジェクト、Healthcare API データセット、Healthcare API データストアの間の関係について説明します。

プロジェクト

Cloud Healthcare API の使用はすべて、Google Cloud プロジェクトのコンテキスト内で行われます。プロジェクトを使用して、すべての Google Cloud のリソースがまとめられます。 一連のユーザー、一連の API、これらの API の請求、認証、モニタリングの設定で構成されます。たとえば、1 つのプロジェクトには、Cloud Healthcare API データとリソースだけでなく、ユーザーのアクセス権限も含まれます。1 つのプロジェクトを作成できるほか、複数のプロジェクトを作成して Cloud Healthcare API データを含む Google Cloud リソースを論理的なグループに構成することもできます。

Cloud Healthcare API ソリューションの開発に使用する各プロジェクトでは、Cloud Healthcare API を有効にする必要があります。

Google Cloud プロジェクト全般の詳細については、Google Cloud の概要のプロジェクトをご覧ください。

データセットとデータストア

データセットは、モダリティ固有の医療データを保持する Google Cloud プロジェクトのコンテナです。データセットには、FHIR ストア、DICOM ストア、HL7v2 ストアなどのデータストアが含まれます。これらのストアには、それぞれ独自の医療データが格納されています。

1 つのデータセットには 1 つ以上のデータストアを含めることができ、それらのストアはすべて、アプリケーションのニーズに応じて同じまたは異なるモダリティに対応できます。次のような状況では、同一データセットで複数のストアを使用することをおすすめします。

  • アプリケーションでさまざまな種類のデータを処理する場合(CT スキャンに DICOM ストアを使用する、CT スキャンに関連する患者データに FHIR ストアを使用するなど)。
  • データ提供元の病院、クリニック、部門などに応じてデータを分ける場合。

アプリケーションは、パフォーマンスを損なうことなく、要件に応じた数のデータセットやストアにアクセスできます。局所性、パーティショニング、アクセス制御などの目的に合わせて、データセットとストアの全体的なアーキテクチャを設計できます。

次の図は、2 つのデータセットを含む 1 つの Google Cloud プロジェクトを示しています。各データセットには複数のデータストアが含まれ、各データストアには医療データが含まれています。