メモリと vCPU の上限を構成する

さまざまなメモリ量で Cloud Functions をプロビジョニングすることで、関数で使用可能なメモリ量を制御できます。選択したメモリの量は、関数に割り当てられた CPU の量に対応します。次の表に、Cloud Functions(第 1 世代)と Cloud Functions(第 2 世代)で使用可能なメモリ階層と CPU 階層を示します。

メモリ(第 1 世代) メモリ(第 2 世代) CPU
128 MB 128 MiB .083 vCPU
256 MB 256 MiB .167 vCPU
512 MB 512 MiB .333 vCPU
1,024 MB 1 GiB .583 vCPU
2,048 MB 2 GiB 1 vCPU
4,096 MB 4 GiB 2 vCPU
8,192 MB 8 GiB 2 vCPU
利用不可 16 GiB 4 vCPU
利用不可 32 GiB 8 vCPU

デフォルトでは、関数に割り当てられるメモリは、Cloud Functions プロダクトのバージョンに応じて 256 MB または 256 MiB です。

メモリと CPU の割り当てに関連する費用については、Cloud Functions の料金をご覧ください。

メモリ上限を設定する

関数に割り当てられるメモリは、デプロイ時に Google Cloud CLI または Google Cloud コンソールで設定できます。

gcloud

gcloud CLI を使用して関数をデプロイする場合は、--memory フラグを使用します。

gcloud functions deploy YOUR_FUNCTION_NAME --memory=MEMORY_LIMIT ...

コンソール

Google Cloud コンソールで関数を作成するときに、割り当てられるメモリを設定するには:

  1. Google Cloud コンソールで Cloud Functions の概要ページに移動します。
  2. [関数を作成] をクリックします。
  3. 関数の必須フィールドを入力します。
  4. ページの最後にある [ランタイム、ビルド...] セクションを開き、[ランタイム] タブをクリックします。
  5. [割り当てられるメモリ] フィールドで、メモリ容量を選択します。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. [デプロイ] をクリックします。

vCPU 数を設定する

第 2 世代の関数は、ユーザー指定のメモリと vCPU(省略可)を使用して構成できます。vCPU を指定しない場合は、選択したメモリに基づいて自動的に決定されます。デフォルトの組み合わせは、一般的なワークロード用に最適化されていますが、必要に応じて vCPU 数をオーバーライドできます。

関数のメモリ量を変更すると、vCPU が自動的に再計算されます。デフォルト以外のメモリ / vCPU 構成を使用するときは、必ず vCPU の量を含めてください。

関数の使用可能な vCPU 数は、Google Cloud CLI または Google Cloud コンソールを使用してデプロイ時に設定できます。

gcloud

使用可能な vCPU の数は、--cpu フラグを使用して設定できます。

gcloud functions deploy YOUR_FUNCTION_NAME \
--cpu=CPU \
--memory=MEMORY_LIMIT \
--gen2 \
FLAGS...

コンソール

Google Cloud コンソールで、関数を作成するときに vCPU の数を設定するには:

  1. Google Cloud コンソールで Cloud Functions の概要ページに移動します。
  2. 関数の名前をクリックして、[関数の詳細] ページに移動します。
  3. [編集] をクリックします。
  4. ページの最後にある [ランタイム、ビルド...] セクションを開き、[ランタイム] タブをクリックします。
  5. [CPU] で、値を入力します。カスタム値を指定すると、リストに追加されます。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. [デプロイ] をクリックします。