Google が医療格差を軽減するための新たな健康の公平性に関する研究イニシアティブを発表
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 10 月 4 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google は、世界中の誰もがより健康になれるように取り組んでいます。健康の公平性の実現に向けた世界規模のコミュニティの一員であることから生まれた機会を活かして、Google はプロダクト、サービス、研究を通じてあらゆる人がより健康な生活を送れるようにサポートしています。人々が必要な治療を受けられるようにすることから、健康に関するデータの分析を行う最新ツールの提案まで、Google の技術力とリソースを活用して健康の公平性に対するイノベーションを加速しています。Google は、多くの分野の新しいリーダーや長い歴史を持つリーダーとコラボレーションを実施し、個人やコミュニティの健康転帰の向上を支えています。
最近の Health Equity Summit で、Google は健康の公平性に関する研究イニシアティブについて発表しました。これは、健康の公平性を高める研究を進める研究者を支援し、医療格差や健康の社会的、構造的なマイナスの決定要因の影響を過剰に受けるグループの健康転帰を向上させることを目的としています。受賞者に選出された研究者には、資金援助、Fitbit デバイス、Fitabase サービス、研究におけるコンピューティング ニーズに応じて使用できる最大 $20,000 の Google Cloud クレジットなどが贈られます。ウェアラブル デバイスにアクセスすることで、研究者たちは身体活動、体重、心臓の健康、栄養素、睡眠パターンが日々の生活にどう影響するかを詳しく評価できます。Fitbit のデータと人口統計学的決定要因や健康の社会的決定要因(SDOH)などのさまざまなデータセットを分析することで、低所得家庭の子どもたちにみられる肥満率の違いや、黒人女性の妊娠、出産に関する合併症リスクの増加など、地域住民全体に存在しうる格差に関する新しい分析情報を、医療機関や研究者にもたらす可能性を秘めています。
米国の学術機関や非営利研究機関の研究者は、2022 年 10 月 12 日までに、Google の健康の公平性に関する研究イニシアティブに提案書を提出できます。
研究のイノベーションへのサポートを拡大
Google Cloud には、アクセスを拡充し不公平に対処する革新的な研究をサポートしてきた実績があります。
Google Cloud は、アメリカ国立科学財団(NSF)の Computer and Information Science and Engineering Minority-Serving Institutions Research Expansion(CISE-MSI)と連携し、NSF の CloudBank プログラムを通して歴史的黒人大学、ヒスパニック系学生受入大学、部族大学の STEM 研究者に資金を提供しています。
Google Cloud は、Cloud クレジット プログラムによって幅広い分野や機関の多数の研究者を支援しています。こうしたシード ファンディングにより、研究者は教育とトレーニングや科学技術計算向けのオープンソース ツールといった、Google Cloud コンピューティング リソースにアクセスできるようになります。
Google Cloud は最近、Google Cloud 気候変動イノベーション チャレンジを立ち上げており、健康の公平性に関する研究イニシアティブとともに、サステナビリティや健康の公平性などの重要な研究分野での科学的なイノベーションを促進しています。
健康の公平性に関する研究イニシアティブについてと応募の詳細は、2022 年 10 月 12 日までにこちらからご覧ください。 応募の前には、公式の参加資格をご確認いただくか、こちらのウェブセミナーをご覧ください。Google による健康の公平性におけるベスト プラクティスや革新的な取り組みについて詳しくは、2022 Health Equity Summit をご確認ください。
- Google Cloud、リサーチ部門ソリューション マネージャー Astiva Chopra