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Public Sector

「公共部門における AI の ROI」に関する初の調査から見えた主要なポイント

2026年2月13日
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Katharyn White

Director of Marketing, Public Sector, Google Cloud

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※この投稿は米国時間 2026 年 2 月 4 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

イノベーションの新たな時代が到来し、公共部門がその先導役を担っています。2025 年に生成 AI や AI エージェントの価値が実証されたことを受け、公共部門は今後、こうした変革的なテクノロジーの導入をさらに拡大し、ミッションの成果を一層加速させていく段階に入ります。

Google Cloud の委託を受け、National Research Group が実施した調査をもとにした公共部門向け初の公共部門における AI の ROI に関するレポートでは、公共機関の上級リーダー 251 名を対象に分析を行いました。その結果、AI エージェントを含む AI 施策が、すでに具体的な価値を生み出していることが明らかになりました。調査によると、公共部門のリーダーの 55% が自組織ですでに AI エージェントを活用していると回答しており、42% が 10 体を超える AI エージェントを導入済みであるとしています。

公共部門における AI の ROI に関するレポートの主要な調査結果の概要を以下でご紹介します。また、Gemini for Government を今すぐ活用し始める方法についてもご確認ください。

公共部門におけるエージェント型 AI の転換点が到来

エージェント型 AI はすでに実用段階に入っており、公共部門の組織が業務を遂行し、イノベーションを推進し、ミッションを前進させる方法を根本から変革しています。AI エージェントは次なる AI イノベーションの波を牽引しており、それに伴って各機関の予算配分も変化しつつあります。調査結果によると、公共部門のリーダーの 61% 以上が、将来の AI 予算の 50% 以上を AI エージェントに配分する予定であると回答しており、エージェント型 AI がすでにミッション遂行に不可欠な投資とみなされていることがわかります。

Gemini for Government は、今すぐその第一歩を踏み出すための最適な手段です。Google AI 用に最適化済みで、安全かつ認証を受けた商用クラウド サービス、業界をリードする Gemini モデル、そしてエージェント型 AI ソリューションを活用できます。Gemini for Government には FedRAMP High 認証を取得したセキュリティおよびコンプライアンス機能が含まれており、組織全体にわたって AI エージェントを安心して導入することが可能です。この変革的なテクノロジーについてさらに理解を深めるための機会をご用意しています。2 月 5 日開催予定の Gemini for Government ウェブセミナーへの登録をぜひご検討ください。

エージェント型 AI は、セキュリティや生産性といった主要分野ですでに ROI を実現

生産性の面では、生成 AI が公共部門のチームの業務効率向上に大きく貢献しています。本レポートによると、公共部門のリーダーの 70% が、生成 AI によって生産性が向上したと回答しています。また、生産性向上を実感している回答者のうち 46% は、従業員の生産性が少なくとも 2 倍になったと述べています。生産性の高い労働力は、対応時間の短縮、サービスの滞留解消、公共サービスのより個別化された効率的な提供につながり、結果として利用者体験と成果の向上をもたらします。

また、生成 AI は、複雑化する現在の脅威環境において、公共部門のサイバーセキュリティ態勢を大幅に強化するうえでも重要な役割を果たしています。これは、ミッションの継続性を確保し、公共への信頼を守ることにも直結します。Google の Mandiant M-Trends レポート第 16 版の調査結果によると、悪意のある脆弱性利用型不正プログラム、脅威グループ、ランサムウェアが爆発的に増加しており、その多くが AI によって加速されています。攻撃者は防御を突破する新たな手法を見いだし、AI を用いて攻撃を大規模化しています。そのため、分断されたサイロ型のセキュリティ防御アプローチは、もはや有効とは言えません。Google の調査では、生成 AI の活用により、回答者の 79% が脅威を特定する能力の向上を、70% がインテリジェンスと対応の統合強化を、58% が解決までの時間短縮を実感していると回答しています。AI の力を活用することで、公共部門の組織は脅威検知を高度化し、セキュリティ運用を自動化し、AI 開発を安全に進めることが可能となり、進化し続ける脅威に対して常に一歩先を行くことができます。

今後に向けて、エグゼクティブ スポンサーシップが不可欠

生成 AI によって早期に価値を創出するための最短ルートには、技術チームやミッション担当チームに加え、上級幹部の支援が欠かせません。しかしデータによると、生成 AI の導入に関して、包括的なエグゼクティブ スポンサーシップや支援が得られていると回答した公共部門のリーダーは 32% にとどまっています。今後、エグゼクティブ スポンサーシップは、組織内のサイロを打破し、必要なリソースを配分し、長期的な影響と ROI を確保するために不可欠な変革マネジメントを主導するうえで重要な役割を果たします。生産性やセキュリティといった重要分野で具体的な ROI が示されつつある今、Google は、エグゼクティブによる支援とスポンサーシップは不可欠な要件であると考えています。

ともに切り拓く、イノベーションの新時代

Google は、このイノベーションの新時代をともに切り拓くパートナーとして、公共部門と協業できることを誇りに思っています。本調査は公共部門の将来に対する明るい展望を示すものであり、AI がもたらす機会は刺激的であると同時に、極めて大きな可能性を秘めています。AI エージェントの力を活用し、基盤となるユースケースを見極め、エグゼクティブ スポンサーシップを確保することが、公共部門全体にわたる前例のないイノベーションと変革への道を切り拓くと私たちは考えています。

本レポートの主要な調査結果についてさらに詳しく知りたい方は、公共部門における AI の ROI に関するレポートの完全版をダウンロードしてください。

1 公共部門のリーダー: n=251、質問:(1)企業全体で AI エージェントをどのように活用していますか。(2)現在、本番環境にデプロイされている AI エージェントは組織全体でいくつありますか。

2 公共部門のリーダー: n=251、質問: 現在、組織全体で本番環境にデプロイされている AI エージェントはいくつありますか。

3 公共部門のリーダー: n=251、質問: 生成 AI ソリューションが大きな影響を与えたのは次のどの分野ですか。

4 生成 AI ソリューションにより生産性が向上したと回答した公共部門のリーダー: n=176、質問: 生成 AI が従業員の生産性向上に役立った場合、一定期間(数か月など)にわたる生産性の平均増加率は、どの程度でしたか。

- Google Cloud、公共部門担当マーケティング ディレクター、Katharyn White

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