Next '23 2 日目: 愛すべきデベロッパー、注目のインフラストラクチャ、およびその他の情報
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 8 月 31 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
2 日目が終わり、残り半日です。私たちと同じくらい Google Cloud Next を楽しんでいただければ幸いです。今日もまた忙しい日で、特に人気のあるデベロッパーによる基調講演と 8 つのスポットライト セッションがありました。もちろん、ブレイクアウト セッションやトレーニングなどもありました。
今日も盛りだくさんでしたが、基調講演とスポットライト セッションの要約をご紹介します。
愛すべきデベロッパー
テック カンファレンスの 2 日目は通常、デベロッパーの基調講演のために確保されていますが、今日の最初のセッションはこれまでのようなものではありませんでした。基調講演では、共同司会者の Richard Seroter と Forrest Brazeal が、ノスタルジックな音楽とともにデベロッパーの過去(Legacy Land)を振り返った一方で、AI が活用されたより便利でワクワクする未来を紹介しました。多くの Champion Innovator の友人、Google のエンジニア リーダー、そして特別なミュージシャンの協力を得て、これまでのすべてを称えながら、私たちの仮説を検証しました。基調講演を見逃した場合(またはもう一度見たい場合)、木曜日にオンデマンドで視聴可能になります。
発表された内容:
アプリケーションを素早くリリースする必要がある方へ。Google のジャンプ スタート ソリューション アプリケーションとインフラ ソリューションが一般公開されました。初期の学習フェーズと調査フェーズで多くのタスクをプラットフォームに移行することで、Google Cloud に効率よく導入できるようになっています。
Google は GitLab と提携し、セキュアな DevOps ソリューションを提供しています。このソリューションは、統合ソース管理、アーティファクト管理、CI / CD、強化されたセキュリティ機能を備え、Google のテクノロジーをプラットフォームに連携する作業を担うものです。
Application Integration(コード不要でアプリケーションを組み合わせられる integration Platform as a Service: iPaaS)が一般公開されました。
プラットフォーム エンジニアとオペレーターは、GKE Enterprise にご期待ください。GKE Enterprise は、Google Kubernetes Engine をチームとクラスタ全体で標準化したい組織にとって、大きな変革となるでしょう。新しいマルチクラスタ機能(「フリート」)により、プラットフォーム エンジニアは、類似したワークロードを専用クラスタに簡単にグループ化し、フリートごとにカスタム設定とポリシー ガードレールを適用できます。また、機密性の高いワークロードを分離し、他のチームにクラスタ管理を委任することさえできます。また、GKE の Duet AI もプレビュー中で、GKE のドキュメントに基づいてトレーニングされ、厳しい運用タスクをすべてサポートできる準備が整っています。
未公開のインフラストラクチャの一部をご紹介
スポットライト セッションでは、Sachin Gupta(インフラストラクチャおよびソリューション グループ担当 VP / GM)と Mark Lohmeyer(コンピューティングおよび ML インフラストラクチャ担当 VP/GM)が登壇し、インフラストラクチャ ソリューションの最新の進捗状況の一部を披露しました。
発表された内容:
C3 ファミリーはますます拡大し、より進歩しています。今週、AmpereOne プロセッサを搭載した C3A の発表や、第 4 世代 AMD EPYC™ プロセッサをベースにした C3D VM のプレビューが行われました。また C3 VM が Hyperdisk Extreme ブロック ストレージをサポートすることがプレビューで発表されました。Hyperdisk Extreme は驚くべき 500K IOPS を実現しています。これは、1 つのインスタンス当たりの IOPS で、主要なクラウド ハイパースケーラーより 25% 以上高速です。
また、Titanium についても公表しました。Titanium は、特定の用途に合わせて設計されたカスタム シリコンと複数のオフロード階層を備えたシステムで、Hyperdisk や第 3 世代 C3 VM などを実現しています。今後もさらに多くの機能が提供される予定です。「今後は、Google のインフラストラクチャ ソリューションの全世代で、基盤として Titanium アーキテクチャを検討することになります。その過程で単一サーバー領域をはるかに超えた新たなクラスのインフラストラクチャ機能を実現していきます」と、リリースブログに記載されています。
データのレベルをさらに上げる
Next '23 の 1 日目はすべて AI についてでしたが、2 日目は、既存の使い慣れたデータツールである BigQuery と Looker で AI をどのように活用し始めるかがテーマになりました。
発表された内容:
BigQuery から直接 Vertex AI の基盤モデルにアクセスできるようになりました。これは何を意味するのでしょうか。最初にサポートされた基盤モデルである PaLM 2 によるテキスト分析をはじめ、BigQuery ML でわずか数行の SQL を書くだけで、要約や感情分析などの高度なテキスト処理タスク向けに非構造化データを分析し、結果を構造化された形式で取得できるようになります。さらに、他のデータと組み合わせて使用することで、より詳細な分析が可能になります。
Looker の Duet AI は現在プレビュー中で、今後、「データと対話」して完全なレポートを作成したり高度に可視化したりできるようになる予定です。また、Google スライドのプレゼンテーション、さらには計算フィールドの式や LookML コードの作成機能も計画されています。Looker はエコシステムに緊密に統合される計画で、プレビュー段階では Tableau との統合、GA 段階では Microsoft Power BI との統合、さらに Alteryx Designer Cloud や Sisu Data との統合も予定されています。
エコシステムに関して言えば、Google Maps Platform が、太陽光、大気質、花粉に関する Environment APIのスイートを発表しました。3D 画像に環境データを重ねることは、これらのプロダクトが連携して、より健全な地球への道筋を描く方法の一つにすぎません。
これらはほんの一部です。明日もまだ数十のセッションがあり、人気のあるスポットライト セッションも再度行われます。詳しくは、最新のセッション ライブラリをご確認ください。
サンフランシスコにいる皆様、今夜のパーティーをお楽しみください。また、参加できなかった方もご安心ください。登録すれば無料で、ブレイクアウト セッション、スポットライト セッション、デジタル専用コンテンツをオンデマンドで体験できます。ぜひお試しください。