日本一のフルスタックエンジニア集団を目指すユアマイスターの成長を支える Google Cloud
Google Cloud Japan Team
編集者注: Google Cloud を利用する企業のリーダーの皆様にお話を伺い、想いを語っていただく Google Cloud Leader’s Story。本記事では、ユアマイスター株式会社(以下、ユアマイスター)のリードエンジニアである福田 雄貴氏に話を伺いました。
幼少期のパソコンとの出会いから複数の会社を経て今に至るまで、福田氏のエンジニア人生は常に「学び」と「挑戦」に彩られています。複数のクラウド環境で経験を積み、Google Cloud の可能性に魅了された福田氏は、現在、ユアマイスターでリードエンジニアとして活躍しています。急成長中の同社で、Google Cloud を駆使し、いかにしてサービス価値を最大化しているのか?そして、日本一のエンジニア組織を目指す福田氏が描く未来とは? 幼少期から現在に至るまでのキャリアストーリー、Google Cloud への想い、そしてユアマイスターの未来について、福田氏にお話を伺いました。
利用しているサービス:BigQuery、AlloyDB、Cloud SQL、Cloud Memorystore、Cloud Run、Cloud CDN、Cloud Load Balancing、Cloud Workstations、Cloud Logging
利用しているソリューション:Application Modernization
幼少期からのパソコンとの出会い、そしてエンジニアへの道
福田氏のエンジニア人生は、幼少期に自宅にあったパソコンとの出会いから始まりました。 90 年代半ば、まだパソコンが珍しかった時代に、父親が自宅に用意したパソコンでインターネットに触れ、ホームページ制作ソフトでウェブサイトを作成していました。アクセスカウンターが回るだけのシンプルなサイトでしたが、それをレンタルサーバーにアップロードし、世界に公開できたことが大きな喜びとなりました。
中高時代はバスケ部に所属し、プログラミングからは少し離れましたが、インターネットへの興味は尽きませんでした。大学進学時には、コンピューター サイエンス以外の道は考えられず、情報系の学部に進学。大学入学後、本格的にプログラミングを学び、卒業後は大手インターネットサービス会社に新卒入社しました。当時、インターネット関連企業への就職は少数派でしたが、福田氏にとって自然な選択でした。
複数の IT 会社を経てユアマイスターへ。成長を続けるエンジニア人生
大手サービス会社では 7 年間、エンジニアとして経験を積みマネージャー職へ昇進しましたが、エンジニアとしての時間が減ってしまいました。まだまだ技術力の不足を自覚する中、マネージャーになるとしてももっと技術に明るくなっておきたいと考えるようになり転職を決意。当時普及し始めたパブリッククラウドへの興味もあり、Google Cloud を含む複数のクラウド環境を利用していたモバイルゲーム会社に転職しました。
モバイルゲーム会社に転職した福田氏は、複数のクラウドを利用する開発環境で、ゲームプラットフォームのバックエンド開発や決済周りの開発を担当しました。App Engine をはじめとする Google Cloud の概念を理解するまでは苦労したものの、社内で推奨されていた勉強会やユーザーグループへの参加を通して、Google Cloud のスキルを磨いていきました。マイクロサービス化されたシステムの全体像を把握することにも苦労したものの、この会社で培った経験は、後のキャリアに大きく影響することになります。
モバイルゲーム会社で 4 年間勤務した後、前職時代の同僚であった星氏からユアマイスター への誘いを受けます。当時ユアマイスターは、開発プロセスの見直しや技術スタックの入れ替えなど、様々な課題を抱えていました。福田氏は、培った Google Cloud の知識と経験を活かせる場だと感じ、入社を決意。ユアマイスターでは 10 人目のエンジニアとしてジョインし、その後リードエンジニアとして活躍することになります。
Google Cloud で実現する、サービス価値の最大化と日本を代表するエンジニア組織を目指して
ユアマイスターでは、Google Workspace、BigQuery、Google Analytics など、多くの Google 製品が既に活用されていました。福田氏は、インフラ基盤も Google Cloud に統一することで、データ基盤との連携の強化や一元管理を実現できると考えました。
繁忙期と閑散期の差が激しいユアマイスターのサービスにとって、Google Cloud のサーバーレス ソリューションの採用は非常に大きなメリットをもたらしました。Cloud Run を活用することで、トラフィックの増減に合わせた自動スケーリングが可能になり、Alloy DB などを活用することによって、データベースの再起動などの運用負荷も大幅に軽減されました。これにより、エンジニアはインフラの運用に追われることなく、アプリケーションの開発やプロセス最適化に集中できるようになりました。さらに、ユアマイスターのカスタマーサポート担当者が、直接 Google Cloud のコンソールからアプリケーションのログを確認できる環境を整え、問い合わせ対応の効率化も実現しました。
ユアマイスターのエンジニア組織は、フルスタック エンジニアを軸とした少数精鋭チームです。福田氏は「ただ動くものを作るのではなく、ビジネスを支える最適なプロダクトを作る」、そして、「ビジネスへの貢献を意識した説明可能な開発を推進している」と語ります。フルスタック エンジニアとして活躍できる環境づくりにも力を入れており、チームメンバーの自主性を尊重しながら、最新の技術やフレームワークの導入を積極的に進めています。
ユアマイスターは「人々の大事なものがより大切にされる社会へ導く」というミッションを掲げており、パートナーである職人の方々へのサービス向上にも力を入れています。福田氏は、職人の方々がより簡単にサービスを利用できるようなプラットフォームの構築を目指していると語り、AI の活用にも大きな期待を寄せています。
最後に、福田氏に今後の展望と求めるエンジニア像について伺いました。
「ユアマイスターでは、最新の技術を積極的に採用し、常に新しい技術に挑戦できる環境です。自ら学び続けるエンジニアと共に、日本一のエンジニア組織をともに目指し、ユアマイスターの成長を支えるエンジニアを求めています。興味のある方は、ぜひコンタクトしてください。」
ユアマイスター株式会社
2016年8月設立。「人々の大事なものがより大切にされる社会へ導く」をミッションに、ハウスクリーニングやリペアなどの暮らしを支えるサービスを提供する Web プラットフォーム「ユアマイスター」を運営。 「捨てる」「売る」に続く新たな選択肢として「直す」「キレイにする」を定着させ、モノを大切にする文化の復興を目指している。
インタビュイー
ユアマイスター株式会社 リードエンジニア 福田 雄貴氏