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インフラ モダナイゼーション

Google、2024 年 Gartner® Magic Quadrant™ で戦略的クラウド プラットフォーム サービス部門のリーダーに選出

2024年10月29日
Brad Calder

Vice President and GM, Google Cloud

Amin Vahdat

VP/GM, ML, Systems, and Cloud AI

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※この投稿は米国時間 2024 年 10 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Gartner は 2024 年の Gartner® Magic Quadrant™ で、 Google を 7 年連続で戦略的クラウド プラットフォーム サービス部門のリーダーとして認定しました。今年は大きな節目であり、Google は本レポートで特筆すべき躍進を遂げています。

Google Cloud インフラストラクチャをご利用のお客様からは、主に次の 3 つのメリットが報告されています。

  • クラウド ファーストおよび AI ファーストのアプリやサービス向けに特別に設計された、専用の最新クラウド

  • SAP、VMware、Microsoft、Oracle、さらにはメインフレームに至るまで、従来のワークロードの移行とモダナイゼーションを容易にする、ワークロードに最適化されたインフラストラクチャ戦略

  • ハイパースケーラーの中でもトップクラスの信頼性とセキュリティ。お客様は Google を自社のセキュリティチームの延長として捉えているケースが多い

しかし、このような改善はどのよう実現されたのでしょうか。Google Cloud インフラストラクチャの急速な進歩には、多くの要因がありますが、その中でも最も重要なのは、ミッション クリティカルなインフラストラクチャを実行し、クラウド インフラストラクチャの未来を形作る機会を深く尊重する Google の熱意あふれる社員です。ここでは、Google Cloud インフラストラクチャを定義する 5 つの原則をご紹介します。

1. 意図的なアプローチ: ワークロードに最適化されたコンピューティング

私たちは、指数関数的に増加するアプリケーション パフォーマンス ニーズの問題に対して、単にハードウェアを追加するだけでは費用対効果が高くなく、信頼性とセキュリティの目標を損なうことさえあることを、何年も前から認識していました。ムーアの法則の減速にもかかわらず、持続的なパフォーマンス向上を実現するには、実際のワークロードに対応した最適化されたインフラストラクチャ「システム」を構築する必要があります。

私たちはこれをワークロードに最適化されたインフラストラクチャと呼んでおり、これは次世代のオフロードのシステムである Titanium によって実現されています。   

インフラストラクチャへの意図的なアプローチは、クラウド設計者や管理者にとってのシンプルさと使いやすさを優先した、非常に洗練されたプロダクト インターフェースの設計にも及びます。 

2. 数十年にわたる AI 経験に基づいた、持続可能な AI ポートフォリオ

Google は、2024 年の Gartner Critical Capabilities の戦略的クラウド プラットフォーム サービス部門で、 AI / ML 分野の 1 位にランクインしました。Google は、地球上の多くのユーザーをサポートする AI ファーストのアプリやサービスのために、数十年にわたってプラネットスケールの AI インフラストラクチャを構築してきました。Vertex AIGemini は、これらの機能を Google Cloud のお客様に提供します。Vertex AI は、企業が生成 AI の力を具体的で革新的な成果に変えられるように支援し、企業がファーストパーティ(Gemini、Imagen、Codey)、サードパーティ(Anthropic の Claude モデル ファミリー)、オープンモデル(Gemma、Llama 3.1)など、最も幅広い種類のモデルから選択できるようにします。お客様に提供する基盤となるインフラストラクチャも、最新の AI ワークロードに合わせて最適化されています。たとえば、AI ハイパーコンピュータは、AI / ML のトレーニングと推論のために最適化された「システム」です。  

私たちは、最新の NVIDIA GPU と、6 世代にわたる専用 TPU と AI に最適化されたストレージとネットワーキングを提供しており、責任ある水の使用と廃棄物最小化へのコミットメントによって支えられた、世界で最もエネルギー効率の高いコンピューティング インフラストラクチャの構築に努めています。第 6 世代の Cloud TPU である Trillium は、Cloud TPU v5e と比較して、チップあたりのピーク コンピューティング パフォーマンスが 4.7 倍、HBM の容量と帯域幅が 2 倍に向上しています。しかし、それだけではありません。Google DeepMind の生成 AI モデルや、GPU または TPU インフラストラクチャ上で実行できるアプリを開発者が構築できるようにする JAX などのソフトウェア フレームワークなど、イノベーションを推進しています。    

3. Google スケールでの最新のコンテナ化コンピューティング

Google は、Gartner® Magic Quadrant™ のコンテナ管理部門でリーダーに選出されています。Google Kubernetes Engine(GKE)は、最もスケーラブルなコンテナ サービスです。Google Cloud は、多くのユーザーを抱える Google の複数のアプリを非常に高い回復力とパフォーマンスで実行してきた実績があり、最新のアプリケーションを構築するのに最適な場所であると考えています。

Kubernetes は、オープンモデルの Gemma を含む、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングや提供などの AI ワークロードを実行するための一般的な方法です。Autopilot モードの GKE は、Kubernetes のパワーと柔軟性を提供しながらも、コンピューティング ノードの管理を気にする必要がない、フルマネージドの Kubernetes プラットフォームを提供するため、AI を通じて独自のビジネス価値の提供に集中できます。実際、GKE での AI アクセラレータの使用量は、前年比で 10 倍に増加しています。

4. 業界トップクラスの信頼性とセキュリティを備えたエンタープライズ ワークロード対応    

SAP から VMware、メインフレームに至るまで、モダナイゼーションの旅を始めるために Google Cloud に移行できない主要なエンタープライズ ワークロードはありません(お客様のペースで)。エンタープライズ ワークロードは、Google Cloud 上で、他のプラットフォームと比較して優れたパフォーマンス、信頼性、セキュリティを実現しながら、成功を収めています。Google Cloud で実行されているこれらのエンタープライズ アプリケーションは、新しい C4 インスタンスや N4 インスタンスなどの第 4 世代のコンピューティング インスタンス、クロスクラウド ネットワーキング、Hyperdisk ストレージなどの基盤の改善によって強化されており、他の選択肢と比較して明確なパフォーマンスと TCO のメリットをもたらします。

Google のデジタル主権サービスは、クラウドの中でも最も先進的なものの 1 つです。Google Cloud の Assured Workloads は、Google Cloud リージョン内で主権を達成するのに役立ちます。これは、同レベルの主権を達成するために個別のクラウド リージョンを使用する必要があることが多い競合他社とは対照的です。また、標準のクラウド リージョンを使用できるということは、規制遵守のサポートと最新かつ最も革新的なクラウド サービスの使用のどちらかを選択する必要がないことを意味します。

最も厳しい主権、規制遵守、低レイテンシの要件に対応するために、Google Distributed Cloud を使用すると、お客様は Google Cloud のサービス(Llama や Gemma などの主要なオープンソース LLM を含む)を選択した場所で利用できます。今年はまた、米国インテリジェンス コミュニティの トップ シークレット および シークレット ミッション、米国国防総省(DoD)の トップ シークレット ミッションをホストするための Google Distributed Cloud エアギャップ(GDC エアギャップ)の承認と、DoD の影響レベル 5(IL5)認定を取得したエアギャップ アプライアンスも発表しました。

5. パートナー ファーストのアプローチ  

私たちは、テクノロジー パートナーとデリバリー パートナーの強力なエコシステムを構築するために、大きな進歩を遂げてきました。その例としては、SAP、Broadcom、NVIDIA などとの長年にわたる強力なパートナーシップが挙げられます。そしてごく最近では、Oracle とのパートナーシップにより、企業が Google Cloud を導入する際のもう 1 つの障壁が取り除かれました。

AI / ML のパートナー エコシステムを構築するという Google のアプローチは、お客様に選択肢とソリューションを提供するために、パートナーをどのように重視しているかを示しています。

Google Cloud で次のステップに進みましょう

コンテナを実行している場合でも、生成 AI を試している場合でも、Google Cloud、他のクラウド、またはエッジでレガシー アプリを最適化する方法を探している場合でも、Google Cloud は準備万端です。サービスの設計、導入、管理を行うための出発点としても、執着点としても、Google Cloud は最適です。Google Cloud は、クラウド コンピューティングの未来に向けた将来を見据えたビジョンを提供すると同時に、企業がミッション クリティカルなアプリに求める精度と信頼性を備えた実行を実現します。

2024 年 Gartner® Magic Quadrant™ の無料コピー版は、Google のウェブサイトからダウンロードできます。

業界をリードする Google のインフラストラクチャの詳細については、2024 年 10 月 30 日に開催される Google Cloud App Dev & Infrastructure Summit にご登録いただくか、オンデマンドでご覧ください。ぜひご参加ください。


 

Gartner, Magic Quadrant for Strategic Cloud Platform Services, David Wright, Dennis Smith, Miguel Angel Borrega, Alessandro Galimberti, Carolin Zhou, 2024 年 10 月 21 日。本レポートは、2018 年から 2019 年にかけては Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service, Worldwide、2019 年から 2022 年にかけては Magic Quadrant for Cloud Infrastructure and Platform Services というタイトルで発行されました。

GARTNER は Gartner, Inc. および / またはその関連会社の米国および国際的な登録商標およびサービスマークであり、Magic Quadrant は Gartner, Inc. および / またはその関連会社の登録商標です。これらのマークは、同社の許可を得て使用しています。無断複写・転載を禁じます。 この図は、Gartner, Inc. が発行した調査資料の一部であり、資料全体の内容に照らして評価する必要があります。Gartner の資料は Google にご請求いただければ入手できます。Gartner は、その調査出版物に掲載されているベンダー、製品、サービスを推奨するものではなく、テクノロジー ユーザーに最高評価またはその他の指定を受けたベンダーのみを選択するよう勧めるものではありません。Gartner の調査出版物は、Gartner の調査機関の意見で構成されており、事実の記述として解釈されるべきではありません。Gartner は、明示または黙示を問わず、商品性または特定の目的への適合性の保証を含め、この調査に関する一切の保証を否認します。

-バイス プレジデント兼 Google Cloud 担当 ゼネラル マネージャー Brad Calder

-ML、システム、クラウド AI 担当 バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャー Amin Vahdat

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