コンテンツに移動
データベース

より小さなワークロードでも Cloud Bigtable データベースが利用可能に

2020年4月9日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 4 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Cloud Bigtable は迅速でスケーラブルな NoSQL データベース サービスであり、これまで長い間、Google 社内のワークロードだけでなく、Google Cloud のお客様のワークロードも含め、大量のワークロードの処理に対処してきました。本日、Bigtable はサポート対象を拡大して、小さなワークロードも対象に含めることになりました。

今まではクラスタあたり最低 3 つのノードが必要でしたが、これからはクラスタあたり 1 つまたは 2 つのノードだけで、本番環境用インスタンスを作成できます。また、Google の SLA の対象を広げ、タイプやサイズに関係なく、すべての Cloud Bigtable インスタンスに対応できるようになりました。つまり、クラスタあたり 1 つまたは 2 つのノードを使う本番環境用インスタンスを $0.65/時間という低料金で実行して、Cloud Bigtable の低レイテンシのデータアクセスとシームレスなスケーラビリティをご利用いただけるということです。Cloud Bigtable は、パーソナライズ、不正行為の検出、時系列、パフォーマンスやスケーラビリティが不可欠なワークロードなどのユースケースで、極めて優れたパフォーマンスを提供します。

Bigtable であらゆる規模に対応

テラバイトまたはペタバイト規模のワークロードでなくても Bigtable をご利用いただけます。Bigtable は、Key-Value とワイドカラムで構成されているユースケースであれば、規模の大小に関係なく対処できる優れたサービスです。開発を始めたばかりのデベロッパーでも、セルフマネージド HBase や Cassandra クラスタ向けのランディング用の場所が必要な有名企業であってもまったく同じです。

まずは、Cloud Bigtable の新しいインスタンスを作成してみてください。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/original_images/cloud_bigtable.gif

レプリケーションの作成がよりお手ごろに

MessageBirdSpotify などのお客様は、レプリケーションを使って、ワークロードの分離、高可用性、グローバル アプリケーションへのローカル アクセス高速化を実現させています。最小クラスタサイズを小さくすることで、これまでにない手ごろな価格でレプリケーションをお試しいただけるようになりました。既存のインスタンスに新しいクラスタを追加するだけで、レプリケーションを有効にできます。 

開発やステージング環境をより簡単に管理

最後になりますが、開発インスタンスには開発やステージング環境をより簡単に管理するのに必要な機能が不足している、とのフィードバックをいただきました。これに対応する形で、1 ノードの本番環境用インスタンスを、開発インスタンスと同じ料金で、しかもテスト実施用にスケールアップ、スケールダウンできる機能を追加してご提供できるようになりました。これがあれば、既存の開発インスタンスをいつでも 1 ノードの本番環境用インスタンスにアップグレードできます。

詳細

 Cloud Bigtable の利用を開始するには、インスタンスを作成するか、Cloud Bigtable Qwiklab でお試しください。本日より 2020 年 4 月 30 日までの間、Google Cloud では、Qwiklabs へのアクセスを含む、トレーニングと認定資格への 30 日間の無料アクセスを提供いたします。2020 年 4 月 30 日より前に登録いただければ、無料で利用を開始できます。

- By Cloud Bigtable プロダクト マネージャー Sandy Ghai

投稿先