コンテンツに移動
Containers & Kubernetes

Google Cloud マネージド型コンピューティング プラットフォーム: 2021 年ブログ記事トップ 10

2022年1月7日
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/containers_MoDiPiC.max-2600x2600.jpg
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 12 月 16 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud が提供するインフラストラクチャは世界屈指と言えますが、Google Cloud プラットフォームがお客様に選ばれる主な理由の一つは、アプリケーションを Google Cloud のマネージド型コンテナ プラットフォームで実行できることです。マネージド型コンテナ プラットフォームには、Kubernetes を開発した企業が提供する最もスケーラブルかつ使いやすいサービスである Google Kubernetes Engine(GKE)、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境でのコンテナ管理に使用される Anthos、Google Cloud のコンテナ ワークロード向けサーバレス プラットフォームである Cloud Run があります。

2021 年には、これらのサービスに多くの新機能が加わりました。以下では、お客様や読者の皆様からの反響が特に大きかった機能をページビュー順にご紹介します。

1. GKE Autopilot のご紹介: マネージド Kubernetes における革命

煩雑な構成にわずらわされることなく柔軟にコンテナ ワークロードをカスタマイズしたいとお考えの Kubernetes ユーザーの方は、GKE の新しい動作モードである GKE Autopilot をご利用ください。マネージド コントロール、マネージド データプレーン、すぐに使える最適化された構成、自動スケーリング、ヘルスチェック、修復などの機能を従量課金制の料金でお使いいただけます。2021 年 2 月に公開されたこちらのブログ投稿は、このカテゴリで群を抜いて読まれたものです。こちらで全文をお読みください。  

2. Google Distributed Cloud をデータセンター、エッジ、クラウドに導入

非クラウド環境のマネージド ハードウェアで運用を行いつつ、業界をリードするマネージド Kubernetes プラットフォームのメリットを活用したいとお考えなら、Google Distributed Cloud がその望みを叶えます。ハードウェアとソフトウェアで構成される Google Distributed Cloud は、Google Cloud のインフラストラクチャをエッジやお客様のデータセンターまで拡張します。通信アプリケーションや、厳格なデータ セキュリティとプライバシー要件を持つアプリケーションをサポートする Google Distributed Cloud の発表に関する記事は、10 月の Google Cloud Next で公開されたプロダクトに関するブログ投稿の中で最もよく読まれました。こちらで全文をお読みください

3. Cloud Run の WebSocket、HTTP/2、gRPC 双方向ストリームのご紹介

Cloud Run チームによる今年の主な取り組みは、Cloud Run で実行できるアプリケーションの種類を増やすことでした。2021 年は、ソーシャル フィード、共同編集、マルチプレーヤー ゲームなど、双方向ストリーミング機能を必要とするアプリケーションへの対応の発表で華々しく幕を開けました(このニュースは、レイテンシの影響を受けやすいアプリのコールド スタートの最小化が最小インスタンス数のサポートにより可能になったという、Cloud Run の新機能に関する重要なニュースの直後に発表されました)。こちらで全文をお読みください

4. 高速なアプリケーション起動と自動スケーリングのための GKE イメージ ストリーミングの導入

Google が考える、GKE がマネージド Kubernetes サービスとして優れている点は、このような改善が導入されることです。イメージ ストリーミングは段階的にデータを供給する機能ではありません。アプリケーションのスケールアップ時間をパフォーマンスの改善により短縮する業界唯一の機能で、GKE の活用の可能性を広げます。こちらで全文をお読みください

5. Eric Brewer による Kubernetes の過去、現在、未来

最近 Kubernetes ブログに加わったこの投稿は、Google Cloud デベロッパー アドボケイトを務める Stephanie Wong と Google Fellow を務める Eric Brewer が、Kubernetes の歴史と、歴史が生まれる過程で Brewer が果たした役割について話し合った一連の会話を要約したものです。Brewer は、Kubernetes の誕生の物語に加え、ソフトウェア サプライ チェーンの保護の必要性、プラットフォーム事業者へのアドバイス、Kubernetes の未来についても語っています。こちらで全文をお読みください。  

6. GKE マルチクラスタ サービスによりクラスタ全体でサービスを検出して呼び出す

GKE マルチクラスタ サービス機能のリリースは、まさに画期的でした。この機能により、GKE は、クラスタ境界を越えてデプロイされるアプリケーションの開発用サービスとしての地位を確立しました。こちらで全文をお読みください

7. 新しい CPU 割り当てコントロールにより Cloud Run 上でさらに多様なワークロードを実行

先ほど、Cloud Run の機能拡大についてお話ししました。この強力な機能により、コンテナ インスタンス使用期間全体を通じて、低料金で CPU を割り当てられるようになります。これは、リクエスト処理以外のバックグラウンド処理が必要なアプリケーションにとって重要です。この機能が実現したことで、結果的により多くの種類のアプリケーションを Cloud Run にデプロイできるようになります。こちらで全文をお読みください

8. Cloud Run サービスを保護する 4 つの新機能

ミッション クリティカルなアプリケーションを実行するプラットフォームにセキュリティが必須なのは、言うまでもありません。Cloud Run も同様です。このブログ投稿では、Cloud Run デプロイメントを既存のセキュリティ プロセスに統合する機能と、コードのビルド来歴を確認する機能をご紹介しました。こちらで全文をお読みください。  

9. VM 用 Anthos およびデベロッパー エクスペリエンスを簡略化する各種ツールのご紹介

今後はコンテナ化が進んでいきますが、現状では、まだ仮想マシンも非常に重要な役割を担っています。VM とコンテナを同じ最新の方法で管理したいとお考えなら、今後リリースされる VM 用 Anthos がうってつけです。クラウド ネイティブな運用への移行を進めている場合は、移行をスピードアップできます。こちらで全文をお読みください

10. GKE Gateway コントローラによる Kubernetes ネットワーキングの進化

Kubernetes ネットワーキングは、Google が継続して積極的に取り組みを続けている機能です。2020 年に、Google を含む Kubernetes コミュニティは、Ingress API とサービス メッシュ API の進化版である Kubernetes Gateway API をオープンソース化しました。さらに 2021 年には、GKE 向けのグローバルなマルチクラスタおよびマルチテナントのロード バランシングである Gateway API を Google Cloud に実装しました。こちらで全文をお読みください

こちらでご紹介したブログ投稿トップ 10 は、2021 年に Google Cloud が取り組んだマネージド コンピューティング サービスの数々の改善のほんの一部をご紹介したものに過ぎません。今後も引き続き、皆様のアプリケーション運用の変革につながる Google Cloud のコンピューティング サービスの活用方法についてお届けしてまいります。2022 年も、ぜひご期待ください。

- Google Cloud のコンテンツおよび編集担当編集長

投稿先