Google Cloud の VMware Engine 移行プロセスとパフォーマンスを理解する
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 6 月 3 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google Cloud VMware Engine(GCVE) では、ユーザーがエンタープライズ クラウド ソリューション内に VMware マネージド環境をデプロイできます。Google は、アーキテクチャ、パフォーマンス、メリットを深く理解していただけるよう、新しいホワイトペーパー「Google Cloud VMware Engine Performance Migration & Benchmarks(Google Cloud VMware Engine のパフォーマンス移行とベンチマーク)」を作成しました。まだ Google Cloud VMware Engine になじみのない方は、以降の説明もお読みください。
Google Cloud では、既存のサービスやクラウドの機能を利用できます。そのようなサービスとソリューションのうち、このドキュメントでは Hybrid Cloud Extension(HCX)をご紹介します。HCX では、システム管理者が短時間でプライベート クラウドをデプロイし、必要な仮想マシンを調整できるため、オンプレミスからクラウドへの移行が簡単に実現します。ここで参照するソリューション案は、クラウド戦略やデータセンター移行戦略を本格的に実行する前に、クラウドへの移行プロセスを開始し、その過程で技術要件を理解しようとする組織に適しています。
現在、多くの組織はすでに IT に関する課題やクラウド ソリューションに取り組んでいます。Google Cloud VMware Engine は、ワークロードをクラウドに簡単に移行する方法を提供します。しかし、すべてを一度にクラウドに移動する必要はありません。GCVE なら HCX を利用してオンプレミスからクラウドへ IT インフラストラクチャをお客様の裁量で移行できます。
HCX では仮想マシンも VPN またはインターネット接続でオンプレミスからクラウドに移行でき、ダウンタイムが生じることも、作業を保存してマシンからログオフしたりする必要もありません。GCVE なら、システム管理者がチームをクラウドに移行させる際に、仮想マシンの移行に伴うダウンタイムがなく、営業時間内や業務の途中でも作業を続けられます。
オンプレミスからクラウドへの仮想マシンの移行に関するもう 1 つの問題は、対象の仮想マシンをクラウドに移行させるのにかかる時間です。Google はこの具体的なシナリオを分析するにあたり、オンプレミスの仮想マシンを仮想プライベート ネットワーク(VPN)を通じてクラウドに移行する際の要件を評価し、接続の確立と HCX での通信にかかった時間を分析しました。
この疑問への回答を含め、詳細はすべて新しいホワイトペーパー「Google Cloud VMware Engine Performance Migration & Benchmarks(Google Cloud VMware Engine のパフォーマンス移行とベンチマーク)」に記載されており、ダウンロードしてお読みいただけます。今すぐ移行をご希望のお客様は、移行の専門家による無料の調査と評価にお申し込みください。
- Google Cloud、センター オブ エクセレンス、VMware ソリューション エンジニア Robert Castruita
- Google Cloud、Cloud Migration チーム所属 Tom Nikl