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AI & 機械学習

Google、Gartner 2021 年マジック クアドラントで Cloud AI Developer Services のリーダーに

2021年3月9日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 3 月 3 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google は Gartner 2021 マジック クアドラントにおいて、Cloud AI Developer Services のリーダーとして選出されました。これは Google Cloud のデベロッパー向け言語、ビジョン、情報発信、構造化データのサービスやソリューションに対する取り組みが、Gartner に高く評価された結果であると考えています。また Gartner によるこの評価は、Google サービスに対するお客様の信頼感と満足度の結果であるともいえます。

Cloud AI のサービスやソリューションを使用することで、デベロッパーはさまざまなメリットを得ることができます。これには、包括的な統合スタックや、責任ある AI 原則に基づいた信頼性の高いアプローチ、Google の最高水準の AI テクノロジーの利用などが挙げられます。組織が AI をテストから本番環境に移行する際に、すぐに使用できるターンキー サービス(AutoML など)や、Document AIContact Center AI などのソリューションを選択することで、AI の活用に伴うコールド スタートの問題を解決しているデベロッパーが数多く存在します。Google Cloud が「リーダー」という位置付けを獲得したことで、AI デベロッパー ツールに対する Google のビジョンが裏付けされたといえるでしょう。では、Gartner の分析についていくつか詳しく見ていきましょう。

デベロッパー向けの包括的な AI スタック

デベロッパーは、価値を生み出すまでの時間を短縮する最新ソリューションや、ビルディング ブロックやサービスを通じてきめ細かいコントロールを実現するソリューションを柔軟に活用することができます。この柔軟性は、Cloud AI のデベロッパー スタック全体にわたる深い統合性および結束性によって生み出されます。たとえば Google はこのほど、Dialogflow CX の一般提供を発表しましたが、これによりデベロッパーは複雑なコンタクト センターのユースケースに対応するカスタムの会話型 AI ソリューションを構築できるようになります。Dialogflow CX は、Google の革新的な自然言語理解(NLU)アルゴリズムを基盤として開発されており、事前トレーニング済み ML API を介して使用することもできます。Google の AI ソリューションとサービスは連動して進化しているため、サービスやソリューション全体に新しい機能やイノベーションを統一的に展開することができます。

責任ある AI 原則とその実践

責任ある AI は、組織が AI をうまく活用するために極めて重要な要素です。Economic Intelligence Unit との共同研究を通じて、責任ある AI を積極的に取り入れている組織では競争力が高まっていることが明らかになりました。AI でビジネスを変革できるようあらゆる組織を支援するという Google のビジョンは、情報へのユニバーサル アクセスの実現という Google のミッションに基づいています。このような価値観が、責任ある AI の実践と、Explainable AI ツールやサービスの中核となっています。Google は、モデルの理解と評価のための最高水準のツールだけでなく、ベスト プラクティスや設計ガイド、組織の AI ガバナンスを推進する教育も提供し、お客様を支援しています。

業界のユースケース向けに特化した AI ソリューション

Google は 2 年前、デプロイ済み AI の時代の到来について話しましたが、それ以降、Google のソリューションの提供能力は著しく進歩し、さまざまな業界の組織向けに重要なビジネス課題を解決するための AI の導入を支援できるようになりました。資金調達物資調達向けの Contact Center AI、Document AI などのソリューションは、金融サービス、通信事業者、小売業、ヘルスケアをはじめとした多くの組織で採用されています。Workday などの企業向けクラウド アプリケーションのプロバイダは、Google Cloud の Document AI ソリューションを活用し、経費領収書スキャン機能のコア コンポーネントとして、領収書処理の自動化および多言語対応を実現しています。また、メディア翻訳製造検査、小売業向け商品検索ソリューションなどのソリューションも構築しています。こうしたソリューションを採用したお客様によって、素晴らしい成果が生み出されています。たとえば、Google Cloud の Recommendations AI を使用している小売業のお客様は、クリックスルー率が最大 90%、収益が最大 50% 増加しています。

私たちが AI ソリューションに集中して取り組む理由は、デベロッパーは AI をビジネスに導入するうえで重要な存在であり、ML の深い専門知識がなくても時間を掛けずに導入できるべきであると信じているからです。AI を導入する企業が増えるにつれて、Google Cloud の利用を見越してビジネスの変革を計画したり、社内向けの機能の構築に Google Cloud を利用したりする事例も増えています。

Google Cloud は、あらゆる規模の組織のデベロッパーが、アプリケーションやワークフローに AI を迅速かつ容易にデプロイすることができるよう全力でサポートすべく取り組んでいます。AI を活用する方法について詳しくは、無料の Gartner 2021 Magic Quadrant for Cloud AI Developer Services レポートをダウンロードしてご確認いただけます。


免責条項: Gartner、Magic Quadrant for Cloud AI Developer Services、2021 年 2 月 24 日、Van Baker、Bern Elliot、Svetlana Sicular、Anthony Mullen、Erick Brethenoux。Gartner は、リサーチに関する発行物に掲載されている特定のベンダー、製品、サービスを推奨するものではありません。また、最高の格付けまたはその他の評価を得たベンダーのみを選択するように助言するものでもありません。Gartner のリサーチに関する発行物は、Gartner のリサーチ組織の見解により構成されるものであり、事実の表明とは解釈されません。Gartner は、明示または黙示を問わず、商品性や特定の目的への適合性を含め、本リサーチに関連したいかなる保証も行いません。

-Cloud AI プロダクト管理ディレクター Craig Wiley

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