App Engine アプリを構成するには、app.yaml
ファイルを使用します。このファイルには、CPU、メモリ、ネットワーク リソース、ディスク リソース、スケーリングをはじめとする、環境変数を含む全般的な設定が含まれています。
app.yaml
ファイルの概要
app.yaml
ファイルには、バージョンや URL など、Ruby アプリのすべてのランタイム構成を指定できます。このファイルは、特定のサービス バージョンのデプロイ記述子として機能します。
追加サービス用に app.yaml
ファイルを作成してデプロイするには、その前に、default
サービス用の app.yaml
ファイルを作成する必要があります。
次の app.yaml
は、最新の Ruby バージョンを使用するようにアプリを構成する方法を示しています。Ruby の他のサポート対象バージョンを使用するには、app.yaml
ファイルを更新する必要があります。詳細については、Ruby ランタイムをご覧ください。
アプリのサービスの複雑さによっては、対応する app.yaml
ファイルの一部の要素を定義するだけで済む場合もあります。次の例では、Ruby アプリをフレキシブル環境に配置する場合に必要となる内容について示します。
app.yaml
ファイルには一意の名前を指定できます。ただし、その場合はデプロイ コマンドでもそのファイル名を指定する必要があります。たとえば、app.yaml
ファイルに service-name-app.yaml
または app.flexible.yaml
という名前を指定した場合は、次のいずれかを使用してアプリをデプロイする必要があります。
gcloud app deploy service-name-app.yaml
gcloud app deploy app.flexible.yaml
app.yaml
ファイルを構造化する方法については、ウェブサービスの構造化をご覧ください。
すべての構成要素
この構成ファイルでサポートされるすべての要素の一覧については、app.yaml
リファレンスをご覧ください。