統合のアップロードとダウンロード

統合を JSON ファイルとしてダウンロードして、ローカルシステムに保存できます。そのため、統合全体を 1 つのファイルで使用でき、このファイルを変更せずに別の統合プロジェクトに直接アップロードできます。統合をアップロードすると、ファイルがアップロードされたプロジェクトに新しいバージョンの統合が作成されます。

統合全体を 1 つのファイル形式で行うと、次のような利点があります。

ほとんど労力をかけずに、プロジェクト間で統合をコピーできます。
タスク名の変更や変数名の動的な変更など、反復的な変更のために統合ファイルをプログラムで更新できます。

統合をダウンロードする

統合をダウンロードするには、次の手順を行います。

Apigee UI で、Apigee 組織を選択します。
[Develop] > [Integrations] の順にクリックします。
既存の統合を選択します。統合エディタで統合が開きます。
[Versions] プルダウンをクリックして、ダウンロードするバージョンを選択します。
デザイナーツールバーで、[]（アクションメニュー）をクリックし、[Download] を選択します。
INTEGRATION_NAME.json ファイルは、ウェブブラウザのデフォルトのダウンロードフォルダに自動的に保存されます。

注: ダウンロードした JSON ファイルの構造は、DownloadIntegrationVersionResponse 型です。JSON ファイルを変更する場合、変更したファイルが DownloadIntegrationVersionResponse 構造を遵守していることを確認します。

統合をアップロードする

統合をアップロードするには、次の手順を行います。

Apigee UI で、Apigee 組織を選択します。
[Develop] > [Integrations] の順にクリックします。
既存の統合を選択するか、[Create integration] をクリックして新しい統合を作成します。
新しい統合を作成する場合:
1. [Create Integration] ダイアログで名前と説明を入力します。
2. 統合のリージョンを選択します。
  注: [Regions] プルダウンには、Google Cloud プロジェクトにプロビジョニングされたリージョンのみが表示されます。新しいリージョンをプロビジョニングするには、[Enable Region] をクリックします。詳細については、新しいリージョンを有効にするをご覧ください。
3. [作成] をクリックします。
統合エディタで統合が開きます。
デザイナーツールバーで、[]（アクションメニュー）をクリックし、[Upload] を選択します。
ファイルブラウザダイアログで、アップロードするファイルを選択し、[Open] をクリックします。
統合の新しいバージョンは、アップロードされたファイルを使用して作成されます。

API を使用してダウンロードおよびアップロードする

統合 API を使用すると、統合をアップロードまたはダウンロードできます。

API を使用して統合をダウンロードする

統合をダウンロードするには、次の API に GET リクエストを発行します。

https://integrations.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/LOCATION/products/apigee/integrations/INTEGRATION_NAME/versions/INTEGRATION_VERSION:download

次の例は、特定のバージョンの統合をダウンロードする方法を示しています。

curl -v -s \
-H "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Bearer $TOKEN" \
-H "X-GFE-SSL: yes" \
-X GET "https://integrations.googleapis.com/v1/projects/demo-project/locations/us-east1/products/apigee/integrations/test-integration/versions/0e90d453-5fcf-4aae-b164-2e8344d1ac11:download"

注: 上記の例では、統合バージョン番号は 0e90d453-5fcf-4aae-b164-2e8344d1ac11 です。統合のバージョンを取得するには、UI で必要なバージョンの統合を開き、../integrations/integration/INTEGRATION_NAME/ の後ろにある自動生成された ID 文字列を URL からコピーします。

詳細については、projects.locations.products.integrations.versions.download をご覧ください。

API を使用して統合をアップロードする

統合をアップロードするには、POST リクエストを次の API に発行します。

  https://integrations.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/LOCATION/products/apigee/integrations/INTEGRATION_NAME/versions/INTEGRATION_VERSION}:upload

次の例は、統合をアップロードする方法を示します。

curl -v -s -H "Content-Type: application/json"  -H "Authorization: Bearer $TOKEN"  \
-X POST -d '{"content":
  "{\"name\":\"projects/450954726404/locations/us-east1/products/apigee/integrations/test-workflow/versions/0e90d453-5fcf-4aae-b164-2e8344d1ac11\",
  \"origin\":\"UI\",
  \"snapshotNumber\":\"3\",
  \"updateTime\":\"2022-01-06T04:26:58.137Z\",
  \"lockHolder\":\"abc@test.com\",
  \"createTime\":\"2022-01-06T04:26:42.734Z\",
  \"lastModifierEmail\":\"abc@test.com\",
  \"state\":\"DRAFT\",
  \"triggerConfigs\":[{\"label\":\"API Trigger\",\"startTasks\":[{\"taskId\":\"1\"}],
  \"properties\":{\"Trigger name\":\"rj-test-workflow_API_1\"},\"triggerType\":\"API\",\"triggerNumber\":\"1\",\"triggerId\":\"api_trigger/rj-test-workflow_API_1\"}],\"taskConfigs\":[{\"task\":\"EmailTask\",\"taskId\":\"1\",\"taskExecutionStrategy\":\"WHEN_ALL_SUCCEED\",\"displayName\":\"Send Email\"}]}"}'
  \https://integrations.googleapis.com/v1/projects/apigee-1/locations/us-east1/products/apigee/integrations/test-integration/versions:upload

API の詳細については、projects.locations.products.integrations.versions.upload をご覧ください。

考慮事項

アップロードまたはダウンロードの機能を使用する際は、次の点を考慮してください。

統合をアップロードすると、統合の新しいバージョンが作成されます。たとえば、バージョン 5 の IP-Test という名前で統合が行われ、IP-Test に統合ファイルをアップロードすると、統合用に新しいバージョン 6 が作成されます。
ファイルをアップロードできる既存の統合がない場合は、新しい統合を作成してからアップロードする必要があります。この場合、作成する新しい統合はバージョン 1 で、アップロードされた統合はバージョン 2 になります。
統合用に構成された認証プロファイルの詳細は、ダウンロードしたファイルに表示されません。ファイルをアップロードしたら、アップロードした統合で認証プロファイルを再構成する必要があります。