GDC 上の VM ランタイムを使用する VM のコンソールログを表示する

このドキュメントは、Google Distributed Cloud を実行するアプリケーション オーナーを対象としています。このドキュメントでは、GDC 上の VM ランタイムを使用する仮想マシン(VM)のコンソールログを表示する方法について説明します。VM のコンソールログを使用して、クラスタの問題のトラブルシューティングと診断を行うことができます。

始める前に

このドキュメントの内容を実施するには、次のリソースへのアクセス権が必要です。

VM に接続する

確認するログがあることを確認するために、VM に接続し、ログ アクティビティを生成します。

  1. コンソールから VM にアクセスするには、kubectl を使用します。

    kubectl virt console VM_NAME
    

    VM_NAME は、接続する VM インスタンスの名前に置き換えます。

  2. プロンプトが表示されたら、VM の作成時に指定したユーザーの認証情報を入力します。

  3. コマンドを実行して更新を確認します。Debian ベースの VM の場合は apt-get、Red Hat ベースの VM の場合は yum check-update などです。

    Debian ベース

    apt-get update
    

    Red Hat ベース

    yum check-update
    
  4. コンソールのログ アクティビティを正常に生成したら、VM セッションとコンソールを終了します。

    Ctrl + ]
    

VM コンソールのログを表示する

Google Cloud コンソールで VM コンソールのログを表示します。VM のシリアル コンソールのログは Cloud Logging にストリーミングされ、ログ エクスプローラで表示できます。GDC 上の VM ランタイムを使用して実行される VM は、コンソールログでコンテナとして分類されます。

  1. Google Cloud コンソールで、[ロギング] メニューの [ログ エクスプローラ] ページに移動します。

    [ログ エクスプローラ] に移動

  2. [クエリ] フィールドに次の基本クエリを入力します。

    resource.type="k8s_container"
    resource.labels.container_name="log"
    
  3. 次のスクリーンショットの例に示すように、[クエリ結果] ウィンドウには、VM からのコンソールログの出力が表示されます。

    クエリの出力にコンソールログが表示されます

  4. クエリにクラスタの名前と VM の名前を追加して、特定の VM に対するクエリ結果をさらにフィルタリングできます。

    resource.type="k8s_container"
    resource.labels.container_name="log"
    resource.labels.cluster_name="CLUSTER_NAME"
    labels.k8s-pod/kubevirt/vm="VM_NAME"
    

    次のように置き換えます。

    • CLUSTER_NAME: VM を含むクラスタの名前。
    • VM_NAME: VM の名前。

次のステップ