このページでは、コード変換される動画でミッドロール挿入点のキーフレームをプログラムによって挿入する方法について説明します。Transcoder API は広告の挿入や再生を行わず、メディア再生を停止します。キーフレームの処理は、動画プレーヤー クライアントが行います。
adBreaks
配列を使用して、出力動画にミッドロール挿入点のキーフレームを挿入します。この構成をジョブ テンプレートに追加するか、アドホック ジョブ構成に含めることができます。
次の REST/JSON 構成では、出力動画のタイムラインに 4、7、11 秒にミッドロール挿入点キーフレームを挿入します。
"adBreaks": [
{
"startTimeOffset": "4s"
},
{
"startTimeOffset": "7s"
},
{
"startTimeOffset": "11s"
}
],
ffprobe
などのツールを使用すると、キーフレームが挿入されたことを確認できます。次の出力は、ミッドロール挿入点キーフレームを挿入しないサンプル出力を示しています。
$ ffprobe -loglevel error -skip_frame nokey -select_streams v:0 -show_entries \
frame=pkt_pts_time -of csv=print_section=0 hd.mp4
0.000000
3.000000
6.000000
9.000000
12.000000
...
次の出力は、ミッドロール挿入点キーフレームを挿入した同じ出力動画タイムラインを示しています。
$ ffprobe -loglevel error -skip_frame nokey -select_streams v:0 -show_entries \
frame=pkt_pts_time -of csv=print_section=0 hd.mp4
0.000000
3.000000
4.000000 <<< Inserted keyframe here
6.000000
7.000000 <<< Inserted keyframe here
9.000000
11.000000 <<< Inserted keyframe here
12.000000
...
出力のマニフェスト ファイルを調べて、ミッドロール挿入点タグが挿入されていることを確認します。