データベースのバージョンとバージョン ポリシー

このページでは、Cloud SQL のデータベースのバージョン サポート ポリシーについて説明します。

Cloud SQL でサポートされているデータベース バージョン

Cloud SQL でサポートされるデータベース エンジンには複数のバージョンがあります。バージョンによって機能が異なり、発生する問題の種類も異なる可能性があります。アップグレードの実施はユーザーに影響を与える可能性がありますが、最新のデータベース機能と重要なパッチを提供することも重要です。Cloud SQL は、パッチとマイナー バージョンのアップデートにより自動的にインスタンスを最新の状態に保ちます。

Cloud SQL でサポートされているメジャー バージョンとマイナー バージョン

Cloud SQL は、次のデータベース バージョンをサポートしています。

メジャー バージョンマイナー バージョンサポート開始日
SQL Server 2022 StandardCU112023 年 6 月 26 日
SQL Server 2022 EnterpriseCU112023 年 6 月 26 日
SQL Server 2022 ExpressCU112023 年 6 月 26 日
SQL Server 2022 WebCU112023 年 6 月 26 日
SQL Server 2019 Standard(デフォルト)CU242021 年 6 月 24 日
SQL Server 2019 EnterpriseCU242021 年 6 月 24 日
SQL Server 2019 ExpressCU242021 年 6 月 24 日
SQL Server 2019 WebCU242021 年 6 月 24 日
SQL Server 2017 StandardCU312020 年 2 月 19 日
SQL Server 2017 EnterpriseCU312020 年 2 月 19 日
SQL Server 2017 ExpressCU312020 年 2 月 19 日
SQL Server 2017 WebCU312020 年 2 月 19 日

Cloud SQL データベース バージョンの形式

SQL Server の場合、年がメジャー バージョン番号を示し、マイナー バージョンはサポートされている累積更新プログラム(CU)です。たとえば、SQL Server 2022 Enterprise CU11 の場合、2022 Enterprise がメジャー バージョン番号、CU11 がマイナー バージョン番号です。

マイナー バージョンのサポート

Cloud SQL では、データベース エンジン デベロッパー コミュニティによる一般提供リリースと同じ日に新しいマイナー バージョンをサポートするという目標が設定されています。Cloud SQL が新しいマイナー バージョンをサポートすると、Cloud SQL は新しいバージョンで新しいインスタンスを自動的にプロビジョニングします。次回の定期メンテナンス ロールアウトの際、Cloud SQL は既存のインスタンスを新しいバージョンにアップグレードします。

Cloud SQL では、データベース エンジンごとにターゲット マイナー バージョンが規定されています。ターゲット マイナー バージョンが Cloud SQL インスタンスのマイナー バージョンと異なる場合、Cloud SQL は次のメンテナンス サイクル中にそのバージョンをアップグレードします。ユーザーは、インスタンスのメンテナンスの時間枠を設定することによって、メンテナンスによる再起動が発生する日時を制御できます。