このページでは、リリース チャンネルでサポートされているマイナー バージョンのリリース スケジュールについて説明します。リリース チャンネルに登録されていないクラスタの場合、バージョンのマイルストーンの日付はリリース チャンネルのスケジュールから確認できます。
GKE バージョンのサポート ポリシーの詳細については、バージョニングをご覧ください。
このページは、基盤となる技術インフラストラクチャのライフサイクルを管理する管理者、アーキテクト、オペレーターを対象としています。Google Cloud のコンテンツで参照する一般的なロールとタスク例の詳細については、一般的な GKE Enterprise ユーザーロールとタスクをご覧ください。
おおよその日付
表内の日付はベスト エフォートの予測です。リリースの条件と安定性により、公開およびアップグレードの日程が変更される場合があります。新しい情報の公開に伴い、将来の日付は定期的に更新されます。また、正確な情報を提供するために、過去の日付が更新されることがあります。
最新の情報については、このページでご確認ください。また、Google Kubernetes Engine(GKE)のアップグレード通知に登録すると、バージョンの利用可否とロールアウト日の最新情報を事前に受け取ることができます。
自動アップグレードの時期
バージョンが自動アップグレードの対象として発表された後、実際にクラスタがアップグレードされる時期は次の要因によって異なります。
- クラスタのリージョンへのバージョンのロールアウトのタイミング。最大で 1 週間かかります。
- クラスタ構成のメンテナンスの時間枠と除外。
- Kubernetes の非推奨の機能と API に対するクラスタの露出。
- ロールアウト シーケンスへのクラスタの参加。
ビジネスのスケジュールや制約により複数のアップグレード パスや戦略を必要とする場合は、ビジネスニーズに合わせて自動アップグレードの範囲とタイミングを調整できます。
詳細については、メンテナンスの除外とメンテナンスのスコープをご覧ください。
リリース チャンネルのおおよそのスケジュール
GKE は、次のスケジュールの「自動アップグレード」列の日付以降に、リリース チャンネル内のクラスタを自動的にアップグレードします。マイナー バージョンのパッチは、標準サポートの終了日(以前の「サポート終了日」)まで、すべてのリリース チャンネルで引き続き使用できます。ただし、Extended チャンネルに登録されているクラスタでは、マイナー バージョンとそのパッチは延長サポートの終了日まで使用できます。メンテナンスの除外を使用すると、サポート終了日までクラスタの自動アップグレードを延期できます。
日付はベスト エフォートの予測であり、新しい情報の公開に伴い定期的に更新されます。翻訳の遅延により他の言語のリリース日が異なる場合は、英語のドキュメントを正確な情報源としてください。
リリース チャンネルに登録されているクラスタのスケジュールは次のとおりです。
マイナー バージョン(リリース日) | Rapid | Regular | Stable | Extended | 標準サポートの終了(以前の「サポート終了」)3 | 拡張サポートの終了3 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リリース1 | 自動アップグレード2 | リリース1 | 自動アップグレード2 | リリース1 | 自動アップグレード2 | リリース1 | 自動アップグレード2 | |||
1.26 | 2023-02-21 | 2023-06-16 | 2023-04-07 | 2023-06-23 | 2023-06-16 | 2024-01-25 | なし5 | なし5 | 2024-06-304 | なし5 |
1.27 | 2023-06-09 | 2023-08-09 | 2023-06-16 | 2024-02-03 | 2023-07-06 | 2024-04-29 | 2023-06-16 | 2025-04-14 | 2024-10-01 | 2025-06-14 |
1.28 | 2023-09-04 | 2024-01-05 | 2023-11-30 | 2024-06-11 | 2024-01-05 | 2024-07-23 | 2023-11-30 | 2025-10-04 | 2025-02-04 | 2025-12-04 |
1.29 | 2024-01-05 | 2024-04-15 | 2024-01-25 | 2024-07-09 | 2024-06-11 | 2024-08-09 | 2024-01-25 | 2025-11-25 | 2025-03-21 | 2026-01-25 |
1.30 | 2024-04-29 | 2024-07-30 | 2024-07-30 | 2024-09-17 | 2024-08-13 | 2024-09-24 | 2024-07-30 | 2026-04 | 2025-09-30 | 2026-07-30 |
1.31 | 2024-08-20 | 2024-09-17 | 2024-106 | 2024-116 | 2024-116 | 2024-126 | 2024-106 | 2026-04 | 2025-Q46 | 2026-Q46 |
チャンネルのないクラスタ(静的)のおおよそのスケジュール
GKE は、Stable リリース チャンネルのスケジュールの「自動アップグレード」列にある日付以降に、リリース チャンネル内のクラスタを自動的にアップグレードします。クラスタがリリース チャンネルに登録されていない場合は、メンテナンスの除外を使用すると、クラスタの自動アップグレードを最大 30 日延期できます。
リリース チャンネルに登録されていないクラスタは、次の提供 / サポート スケジュールに従います。
- リリース日: Regular チャンネルの Kubernetes マイナー バージョンと同じ。Regular チャンネルで利用可能なマイナー バージョンの場合、パッチ バージョンの提供は Rapid チャンネルと同じ。
- 自動アップグレード日: Stable チャンネルの Kubernetes マイナー バージョンの自動アップグレード日と同じ。パッチ バージョンの自動アップグレード日は Regular チャンネルと同じ。
- 標準サポートの終了(以前の「サポート終了」): Extended チャネル以外のリリース チャネルの Kubernetes マイナー バージョンのサポート終了日と同じ。
注
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リリース日は、Kubernetes バージョンが初めて本番環境にリリースされるおおよその日付で、すべてのリージョンで使用可能になるまでには 1 週間ほどかかります。↩
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Kubernetes バージョンは、自動アップグレードが開始する数週間前に各リリース チャンネルで一般提供されるため、新しいバージョンをテストできます。自動アップグレードの開始日以降に、リリース チャンネルに登録されたクラスタが指定のマイナー バージョンに自動アップグレードされます。↩
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サポート終了: Rapid、Regular、Stable の各チャンネルのクラスタ、またはチャンネルなしのクラスタの場合、このマイナー バージョンについては、標準サポートの終了日(以前の「サポート終了日」)まで、新機能、セキュリティ パッチ、バグの修正が提供されます。Extended チャンネルのクラスタの場合、GKE は延長サポートの終了日までマイナー バージョンを引き続きサポートします。サポートが終了したマイナー バージョンのパッチ バージョンがクラスタで実行されている場合、GKE はクラスタの操作性とコンプライアンスを確保するため、クラスタを自動アップグレードします。詳細については、GKE のマイナー バージョン ライフサイクルをご覧ください。↩
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1.26 のサポートが終了する 2024 年 6 月 30 日を過ぎると、GKE は、バージョン 1.26 と非推奨の API(バージョン 1.27 で削除)を使用しているクラスタをバージョン 1.27 に自動的にアップグレードします。バージョン 1.27 で削除された非推奨の API を引き続き使用しているクラスタについては、2024 年 6 月 30 日を経過すると、自動アップグレードの一時停止が解除されます。サポート終了になった GKE のマイナー バージョンに対してはセキュリティ パッチとバグ修正は提供されません。できだけ早くクラスタをバージョン 1.27 にアップグレードすることをおすすめします。GKE のマイナー バージョンのライフサイクルの詳細については、GKE のバージョニングとサポートをご覧ください。↩
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Extended チャンネルに登録できるのは、バージョン 1.27 以降を実行しているクラスタのみです。以前のバージョンは、Extended チャンネルの長期サポートの対象ではありません。詳しくは、Extended チャンネルで長期サポートを利用するをご覧ください。↩
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月のみの日付(2025-03 など)や四半期年(2025-Q3 など)はおおよその日付であり、日付が確定次第、更新されます。↩