このページでは、Dataplex タスクの失敗したジョブ実行に関するアラートを設定する方法について説明します。
アラートは、次のいずれかを使用して設定できます。
- Google Cloud コンソールのログ エクスプローラ
- Monitoring API
用語
- インシデントの自動クローズ期間: 一致するログエントリがない場合に、インシデントがクローズされるまでの期間。
- 通知間の時間: フィルタに一致するログの受信通知間の最小時間。最小時間内の一致ログがはスキップされます。設定可能な最小時間は 5 分です。
ログ エクスプローラを使用して通知を設定する
- ブラウザで Google Cloud コンソールを開きます。
- [ナビゲーション メニュー] > [ロギング] > [ログ エクスプローラ] の順にクリックします。
[クエリを表示] をクリックします。
プロジェクト内の Dataplex タスクの失敗したジョブ実行に関するアラートを設定するには、次のクエリを入力します。
severity=ERROR resource.type = "dataplex.googleapis.com/Task" logName = "projects/PROJECT_NAME/logs/dataplex.googleapis.com%2Fprocess" jsonPayload.state = "FAILED"
プロジェクト内の特定の Dataplex タスクに対する失敗したジョブ実行のアラートを設定するには、次のクエリを入力します。
severity=ERROR resource.type = "dataplex.googleapis.com/Task" resource.labels.task_id = TASK_ID logName = "projects/PROJECT_NAME/logs/dataplex.googleapis.com%2Fprocess" jsonPayload.state = "FAILED"
[アラートを作成] をクリックします。
[アラート ポリシー名] フィールドに、新しいアラートの名前を入力します。
[ドキュメント] フィールドに、通知に含める説明を入力します。アラート ポリシーのドキュメント フィールドに含めることができる内容の詳細については、ドキュメント テンプレートでマークダウンと変数を使用するをご覧ください。
[次へ] をクリックします。
アラートに含めるログを選択し、[次へ] をクリックします。
[通知間の時間] と [インシデントの自動クローズ期間] を設定し、[次へ] をクリックします。
省略可: 通知チャンネルを選択します。Google Cloud コンソールを使用する通知チャンネルの構成についての詳細は、通知チャンネルを管理するをご覧ください。
[Save] をクリックします。
Monitoring API を使用して通知を設定する
- Monitoring API を有効にし、ユーザーのアクセスを承認します。詳細については、Monitoring API の有効化をご覧ください。
- アラート ポリシーの作成に必要なロールまたは権限を設定します。詳細については、アラート ポリシーの作成に必要な承認をご覧ください。
- 通知チャンネルを作成するには、Google Cloud コンソール と Google Cloud CLI のいずれかを使用します。
次のコマンドを使用して
channel_id
を取得します。gcloud beta monitoring channels list
log-based-alerting-policy 用に、次の内容の
policy.json
ファイルを作成します。プロジェクト内の Dataplex タスクの失敗したジョブ実行に関するアラートを設定するには、次のコードを使用します。
{ "displayName": "Alert Using Monitoring API", "documentation": { "content": "Log-based alert in project PROJECT.", "mimeType": "text/markdown" }, "conditions": [ { "displayName": "Log match condition: Failed Job Execution", "conditionMatchedLog": { "filter": "severity=\"ERROR\" resource.type = \"dataplex.googleapis.com/Task\" logName = \"projects/PROJECT_ID/logs/dataplex.googleapis.com%2Fprocess\" jsonPayload.state = \"FAILED\"", }, } ], "combiner": "OR", "alertStrategy": { "notificationRateLimit": { "period": "300s" }, "autoClose": "604800s", }, "notificationChannels": [ "projects/PROJECT_ID/notificationChannels/CHANNEL_ID" ] }
プロジェクト内の特定の Dataplex タスクに対して失敗したジョブ実行に関するアラートを設定するには、次のコードを使用します。
{ "displayName": "Alert Using Monitoring API", "documentation": { "content": "Log-based alert in project PROJECT.", "mimeType": "text/markdown" }, "conditions": [ { "displayName": "Log match condition: Failed Job Execution", "conditionMatchedLog": { "filter": "severity=\"ERROR\" resource.type = \"dataplex.googleapis.com/Task\" logName = \"projects/PROJECT_ID/logs/dataplex.googleapis.com%2Fprocess\" jsonPayload.state = \"FAILED\" resource.labels.task_id = \"TASK_ID\"", }, } ], "combiner": "OR", "alertStrategy": { "notificationRateLimit": { "period": "300s" }, "autoClose": "604800s", }, "notificationChannels": [ "projects/PROJECT_ID/notificationChannels/CHANNEL_ID" ] }
次のコマンドを使用して、
policy.json
ファイルをgcloud
CLI に渡します。gcloud alpha monitoring policies create --policy-from-file="policy.json"
成功すると、コマンドは新しいポリシーのリソース名を返します。次に例を示します。
Created alert policy [projects/PROJECT_ID/alertPolicies/*POLICY_ID*].
次のステップ
- Cloud Logging の詳細を確認します。
- Dataplex のモニタリングを確認します。