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Inside Google Cloud

Google で 15 年以上のキャリアを持つエンジニア マネージャー - エンパワーメントを通じたリーダーシップの方法を紹介

2022年8月19日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 8 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 2007 年に Google に入社して以来、Carrie Bell は検索広告の担当から、高いスキルを持つエンジニアの複数のチームを管理するまでになりました。そこには「エンパワーメント」という共通のテーマがあります。


Google に入社するまでの道のりはどのようなものでしょう?

高校卒業後、陸軍予備役に入隊し、1 年間の訓練を受けた後、英語専攻でマーケット大学に入学しました。その間にイラクへの侵攻が決まり、1 年間をそこで過ごしました。米国に戻ってきて、なんとか 2006 年に卒業できました。Google はアナーバーにオフィスを開設したばかりで、変わった経歴を持ち、会社とともに学び、成長できる人を雇いたいと考えていました。

カスタマー サポートと営業に多くの時間を費やしました。その体験がどれほどすばらしいものであるか、人々は気づいていません。カスタマー サポートの担当者は、お客様が誰なのか、どんな問題を抱えているのか、どんな一日を過ごしているのかを知りませんが、電話で会話をしているうちに 90%~95% の確率でお客様に満足していただけます。これは大きなことです。

2013 年からは、プライバシー担当として、技術力を持つより多くのエンジニアと直接仕事をするようになりました。同僚の多くは Google に入社したばかりだったため、プロモーションやジョブの調整、Google の取り組みについて理解するのを手助けすることができました。私がステップアップしていく姿を見た同僚が、マネージャーとして推薦してくれました。


英語を専攻している人の多くは、ソフトウェア エンジニアのチームをマネジメントすることを目指しているわけではありません。

私のキャリアパスは普通のものではありません。Google が提供するものを利用することで得られた機会もありました。自分の成長が感じられないとき、上司とうまく連携がとれないとき、いつでも新しいものを見つけることができました。

私は、自分のチームのエンジニアのようなエキスパティーズを持っていないことを強く認識していますし、これからも持つことはないでしょう。しかし、私には、共通の目的に沿って人を配置し、人と人とを結びつけるという、多くの時間と労力を費やしてきた他のスキルがあります。チームのビジョンやミッションは、集団の才能の集合体から生まれ、全員がそれを所有し、経験の浅いメンバーでも自分の仕事が重要であることを認識できるようにしたいと考えています。


リーダーシップはどう強化できるでしょうか?

どのチームにも、会社のどの部分にも、ミッション、ビジョン、そして戦略が必要です。多くの場合、ビジョンを推進する優秀なリーダーが存在します。そのリーダーが別の役割に移ると、チームのメンバーは何をしたらよいのかわからなくなります。しかし、ミッション、ビジョン、戦略の策定に全員が関与していれば、そのような事態は起こりにくくなるでしょう。

「人間への思いやり」は、常に私のリーダーシップ哲学の中核をなしています。マネージャーとして、私がチームを大切にすれば、ビジネス上の優先事項についてチームが私を後押してくれるのです。


クラウド技術には、15 年前にあったようなチャンスがあると思いますか?

はい。私が現在取り組んでいるサーバーレス コンピューティングは、中小企業をどのように変えることができるのか、本当にわくわくしています。検索広告が小さな企業が顧客を見つけて急成長するのを助けたように、サーバーレスは多くの複雑な問題を抽象化し、小さな企業の民主化に役立つと思われます。まだビジョンはできていませんが、違和感はありません。

- Google Cloud、コンテンツおよび編集担当者

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