Google Cloud Europe が新しい欧州諮問委員会を設立

※この投稿は米国時間 2025 年 11 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

世界中の組織が Google Cloud と連携して、最も困難な課題に取り組み、デジタル トランスフォーメーションを推進し、新たなレベルの成長を実現しています。ヨーロッパでは、組織は特有の複雑な規制上の課題に直面しています。お客様に可能な限り最高の価値と体験を提供するため、Google は新しい欧州諮問委員会を設立しました。さまざまな業界のリーダーからなるこのグループは、重要なフィードバック チャネルとして機能し、お客様が複雑な規制環境を乗り切るのを支援し、強固で持続可能なデジタル エコノミーを育成します。彼らの助言は、Google Cloud プロダクトがヨーロッパの要件を満たすだけでなく、それ以上の成果を生み出す重要な要素です。Google の地域的な専門知識と差別化を推進し、最終的にはヨーロッパのデジタル トランスフォーメーションをサポートする原動力となっています。

取締役会は、テクノロジー、金融、小売、公共サービスにわたる深い専門知識を持つ著名なリーダーで構成されています。

新しい取締役は以下のとおりです。

• Jim Snabe 氏（議長）: グローバル ビジネス リーダーであり、現在は Siemens AG の会長を務めています。SAP AG の共同 CEO を務めた経験もある Jim Snabe 氏は、テクノロジーとイノベーションが交差する分野で長年にわたってキャリアを築いてきました。多国籍組織のデジタル トランスフォーメーションと成長を導く深い専門知識を持っています。同氏のリーダーシップは、取締役会の戦略的方向性を導く上で極めて重要です。

• Stefan F Heidenreich 氏: Beiersdorf AG の取締役会会長兼 CEO を務めるなど、消費財業界で豊富な経験を持つビジネス リーダー。ブランド管理、市場戦略、組織のリーダーシップに関する知識は、貴重な商業的インサイトをもたらすでしょう。

• Nigel Hinshelwood 氏: HSBC や Lloyds Banking Group などの金融機関で重要なリーダーシップの役割を担ってきた金融サービスの専門家。ヨーロッパの金融セクターと規制環境に関する同氏の知識は、Google Cloud が大手銀行や金融サービスのお客様と連携するうえで非常に重要です。

• Christophe Cuvillier 氏: フランスの著名なビジネスマンで、Unibail-Rodamco-Westfield の元 CEO。高級品、小売、不動産業界での経験を持つ Christophe 氏の、消費者分野における顧客中心主義とビジネス変革に関する見解は、取締役会にとって重要な資産となるでしょう。

• Tim Radford（2026 年 1 月より就任）: 防衛と大規模プロジェクトのデリバリーの経験を持つ、元英国軍のリーダー兼作戦司令官。戦略的なビジネス目標を達成するためにテクノロジーを活用するという同氏の知見は、取締役会の議論に不可欠なものとなるでしょう。

「Google Cloud の EMEA アドバイザリー ボードの議長を務めることは、大変光栄です。ヨーロッパは、デジタル進化の重要な岐路に立っています。この委員会の使命は、Google Cloud がイノベーションを加速するだけでなく、それがヨーロッパの価値観や優先事項に沿った方法で推進されるよう助言を行うことです。これにより、安全で包括的なデジタル社会の未来を目指します。」

この委員会の設立は、ヨーロッパを最優先とする戦略に対する Google Cloud の継続的な取り組みを強調するものです。Google Cloud は、現地のリーダーと緊密に連携して、ヨーロッパ大陸の独自のニーズと機会に合わせたテクノロジー ソリューションを構築しています。この委員会は定期的に会合を開き、プロダクト開発や市場参入から、ポリシーやサステナビリティの取り組みまで、幅広い戦略的課題について Google Cloud のリーダーシップに助言します。

-Tara Brady、Google Cloud ヨーロッパ、中東担当プレジデント